Corneliusと13人の作家が共演する『Glow Within』展
銀座のHERALBONY LABORATORY GINZA GALLERYで、2025年7月24日から8月11日まで、音楽とアートが融合する展覧会『Glow Within -Corneliusと13人の作家の声-』が開催されます。本展は、ミュージシャンのCornelius(小山田圭吾氏)と、株式会社ヘラルボニーの契約作家13名が共同で創作した音楽と視覚アートの展示を行うものです。
ROUTINE RECORDSの思想
このプロジェクトの大きな背景には、障害のある人々の日常にある音に注目した音楽レーベル「ROUTINE RECORDS」の存在があります。彼らの毎日の"ルーティン"に伴う音と行動が、Corneliusによって新たな表現として昇華されています。普段は交わらない音楽の世界とアートの現場がここで交わり、驚きと感動をもたらす試みとなっています。
コラボレーションの経緯
この企画は、2018年に設立されたヘラルボニーが開始したもので、知的障害のある作家たちの創作活動を支援してきました。2022年には金沢21世紀美術館での展示を行った後、さらなる展開としてCorneliusとのコラボレーションが実現。1年半かけて、お互いの表現を深めてきました。
作家たちの"ROUTINE"の価値
知的障害を持つ作家たちが持つ日常の音やリズムには、彼らにしか分からない深い意味があります。この展覧会では、彼らの繰り返される行為から生まれた音が、Corneliusの手により一つの楽曲として再構築され、その響きが来場者の心に直接訴えかけます。この音楽が、彼らの生活との新しい結びつきを創り出すことを目指しています。
音楽と映像の融合体験
『Glow Within』の楽曲制作は、知的障害のある作家たちとの対話を通じて進められました。音楽とアートを融合させた空間では、来場者は音を聴くことに加え、作家たちの息づかいや創作風景をも感じられるディスプレイが施されています。
展覧会の詳細
本展覧会は、スオリストがされている一方で、来場者には心に残る体験をもたらすことを目的としています。入場は無料で、すべての人々がアクセスできる空間となっており、それぞれが出会う音楽、アート、そして心の交流を深められることが期待されています。
未来への希望
小山田氏とヘラルボニーの共同代表は、過去の出来事を根本から見直し、社会に対する新たな視点を提案しています。彼らの言葉から、人々の理解を深め、感受性を高める作品が生まれてくることを願っています。
今回の展覧会は、アートと音楽の境界を超え、来場者に深い感動や思考を促すものとなるでしょう。ぜひ、この機会を逃さず、声の共鳴を体感してみてください。

撮影:淺田創

撮影:淺田創

撮影:淺田創

撮影:淺田創