半谷静香さん名誉卒業生に
2025-01-17 09:51:47

筑波技術大学で視覚障害柔道の半谷静香さんが名誉卒業生に

名誉卒業生称号授与式が誇らしく開催



2024年12月24日、筑波技術大学にて名誉卒業生称号授与式が行われました。この式典では、視覚障害柔道の選手であり、パリ2024パラリンピック競技大会で銀メダルを獲得した半谷静香さんに対して名誉卒業生の称号が授与されました。

半谷さんは、平成22年度に筑波技術大学の保健科学部保健学科理学療法学専攻を卒業。その後、中学1年生から始めた柔道において、視覚障害者柔道へと転向し、以降、パラリンピックには2012年から2024年まで、4大会連続で出場しています。彼女は、日本だけでなく、世界の舞台でもその名を知らしめる選手となっています。

授賞式の様子



今回の授与式は、筑波大学において17年ぶりに行われた特別なもので、半谷さんの業績を多くの人に称えられる場となりました。出席者は、関係教職員や学生たちで、施行された授賞式では、学長から表彰状と記念品が贈呈されました。

学長の石原氏は、半谷さんの今後の活躍を期待し、彼女のスポーツ人生について「これからも自分自身を全うしていただきたい」と祝辞を述べました。そんな温かい言葉に応えた半谷さんは、自身のこれまでの道のりを振り返り、「病気や大けが、さらには東日本大震災など、1人では乗り越えられないことが多かった。それを支えてくれた多くの方のおかげで目標を達成できることが出来た」と感謝の意を伝えました。

講演会の開催



授賞式の後は、春日キャンパスでの講演会が行われ、彼女は在学生や教職員に向けて、多くの思い出や経験を語りました。その中で特に印象的だったのは、パリパラリンピックで味わった厳しいプレッシャーについて自らの体験を語ったことです。また、指導者とのコミュニケーションについても触れ、的確な「言語化」の大切さを強調。自らの動きや状態を共有することで、より良い成果を出すことに努めていると述べました。

学生たちとの交流



講演会の後、半谷さんは在学時の思い出話にも花を咲かせながら、学生や教職員との交流を楽しみました。記念撮影を求められると快く応じ、その明るい笑顔で多くの人に幸せを与えました。

半谷静香さんの名誉卒業生称号授与式は、彼女の功績を振り返るだけでなく、その人柄に触れることのできる温かいイベントとなりました。彼女の今後の晴れやかな未来に期待し、応援していきたいと思います。


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