被爆ピアノの響き
2025-10-02 10:29:27

歴史が紡ぐメロディー、被爆ピアノと映画上映の特別イベント

被爆ピアノの響きが伝える平和のメッセージ



2025年、被爆・戦後80年を迎えるにあたり、生活協同組合パルシステム茨城 栃木が主催する特別なイベントが待ち構えています。10月13日(月・祝)にクラフトシビックホール土浦で、歴史的な被爆ピアノの演奏会と感動的な映画『おかあさんの被爆ピアノ』の上映が行われます。第二次世界大戦の悲惨な記憶を学び、平和の大切さを再認識する貴重な機会となることでしょう。

被爆ピアノの音色を届ける



演奏会では、広島で被爆したピアノの音色が響きます。このピアノは爆心地から3kmの範囲内で、原爆による熱風や放射能の影響を受けた歴史ある楽器です。修復を手がけたのは調律師の矢川光則氏で、彼の手によって80年の時を超えて今も全国を巡り、音楽を通じてメッセージを発信しています。

コンサートでは、駒野将崇さんがこの被爆ピアノを演奏し、同時に土浦市立土浦第二小学校合唱団による歌声も楽しむことができます。彼らは、2023年の合唱コンクールで全国大会に出場が決定した実力派の合唱団です。彼らの力強い歌声が、被爆ピアノの音色に寄り添い、参加者に感動を与えることでしょう。

映画『おかあさんの被爆ピアノ』



上映される『おかあさんの被爆ピアノ』は、矢川さんのこれまでの活動をモデルにした物語です。被爆2世である母の視点から描かれるこの作品は、戦争の影響を受けた世代がどのように自らのルーツを探し、葛藤しながら生きていくのかを伝えています。母と娘、世代を超えた思いが重なることで、観客は平和の重要さに気づくことでしょう。

巡回コンサートの最後の章



矢川光則氏は、1998年に被爆者から託されたピアノの修復をきっかけに、2001年から全国巡回コンサートを開催しています。この活動は、ピアノの音色を通じて平和の大切さを若い世代にも伝えたいとの思いから始まりました。これまでに3000回以上の演奏を行ってきた彼の活動は、今年のイベントをもって一区切りを迎えます。

イベントの詳細



開催概要


  • - 日時:2025年10月13日(月・祝)12時30分~15時40分
  • - 会場:クラフトシビックホール土浦 大ホール
  • - アクセス:茨城県土浦市東真鍋町2-6
  • - 参加費:高校生以下は無料、大人500円(半額を平和活動に寄付)
  • - スケジュール
- 12:30 開会挨拶
- 12:35 被爆ピアノ演奏会(合唱)
- 13:15 映画『おかあさんの被爆ピアノ』上映
- 15:20 駒野さん演奏&矢川さんの談話
- 15:40 閉会挨拶

このイベントを通じて、私たちが戦争の悲しみを受け入れ、平和のために何ができるのかを考える機会は、次世代に向けた大切な一歩となるでしょう。平和活動の一環として続く被爆ピアノ演奏会でもあり、2025年の国際協同組合年にふさわしい内容になっています。

引き続き、次世代への平和のメッセージを伝えていく活動に参加し、一緒にこの大切なメッセージを広めていきましょう。


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