新たな切削加工の幕開け
愛知県名古屋市の株式会社データ・デザインが、AIアシストツール「CAM Assist」の国内販売を開始しました。データ・デザインは、3D技術を用いたものづくりの革新に取り組んでおり、最近のAI技術を活用して切削加工分野でのデジタル人材育成を支援しています。この新しいツールは、特に航空宇宙、造船、半導体、建設機械、エネルギーインフラといった高付加価値部品の加工に特化しています。これまでの三次元曲面加工向けの自動化ソリューションから進化し、ますます多彩なニーズに応える形になりました。
「CAM Assist」は、CloudNC社が開発したもので、データ駆動型AIと理論知識型AIを組み合わせたハイブリッドAI技術を活用しています。約10年分の切削加工実績データを基にした機械学習モデルと、物理学に基づく切削理論を参考にしたデータを融合させる形で、最適な加工戦略をクラウド上で迅速に計算することが可能です。この仕組みによって、CAMオペレーターの作業を補完しつつ、切削ツールパスの自動生成を実現します。
現在、「CAM Assist」はSiemens NX、MasterCAM、Autodesk FusionのマルチCAMプラットフォームに対応しており、今後さらに多くのCAMソフトウェアに対応予定です。サブスクリプション方式でライセンスを提供しており、一つのユーザーアカウントで複数のCAMを自由に選択することができます。
CAM Assistの主な機能
1.
ツールパスの自動生成: 2軸から3軸まで、切削ツールのルートを自動的に生成します。
2.
切削条件の自動算出: 材料に合った切削条件を瞬時に算出します。
3.
加工コストの予測: 各ロットごとに加工にかかるコストを予測する機能。
4.
加工治具の生成: 加工に必要な治具を簡単かつ迅速に生成できます。
価格について
「CAM Assist」の販売価格は以下の通りです(税抜き)。
- - CAM Assist Job Shop(3ユーザー): 初年度300万円、次年度以降240万円
- - CAM Assist Basic(1ユーザー): 初年度130万円、次年度以降100万円
このように、「CAM Assist」は切削加工の生産性を飛躍的に向上させるソフトウェアとして、業界に新たな風を吹き込むことを期待されています。先進的なテクノロジーによる加工プロセスの革新が、製造業の未来を切り拓く鍵となることでしょう。