バーバリーがMETガラ2025で称えるブラック・ダンディズムの夜

2025年5月5日、ニューヨークにて開催されたメトロポリタン美術館コスチューム・インスティテュート主催のチャリティイベント「METガラ」にて、バーバリーが特別な参加を果たしました。この夜、ブランドはすべての分野から集まったグローバルな才能たちを迎え、そのクリエイティブなビジョンを共有しました。

多彩なゲストが集う特別な夜

名だたるゲストには、アンドレ・3000、アンジェラ・バセット、カーディ・B、リウ・ウェン、ロベルト・ボッレなど、映画、音楽、スポーツ界のスターたちが名を連ねました。バーバリーのチーフ・クリエイティブ・オフィサーであるダニエル・リーも「生涯でこれまでないほどに創造性と自己表現が溢れる環境の中で、METガラに再び参加できることを誇りに思います」とコメントしています。

新たなるパートナーシップ

今年、バーバリーはスタイルとカルチャーのアーキテクトとして知られるロー・ローチと手を組み、最新のテーマを鮮やかに華やかに表現しました。「今年のMETガラはブラック・アイデンティティを称える場です。この瞬間のためにキャリアを築いてきた」とローチは語ります。彼のリサーチとアイデアは、バーバリーのデザイナーたちに大きなインスピレーションをもたらしました。

今回のガラのドレスコード「Tailored for You」は、18世紀から現代に至るまでのブラック・ダンディズムの歴史を称賛するものであり、メトロポリタン美術館の次回展覧会『Superfine: Tailoring Black Style』にちなんだものです。

バーバリーの新しい解釈

バーバリーのルックは、2025年冬コレクションから続く流れを受け継ぎ、英国のテーラリングを現代的なダンディズムとして再解釈しています。ダニエル・リーは、コスチューム・インスティテュートの歴史的な衣装からインスピレーションを得て、燕尾服やバッスルコートなど、フォーマルウェアに現代的なデザインを落とし込んでいます。

メッセージ性の高いこのドレスコードの元、バーバリーのMETガラのテーブルセッティングもリーとローチの共同キュレーションによるものです。「各分野で輝かしい才能をみせるゲストたちと共にこの特別な瞬間を創り上げられたことは、私たちにとっても光栄でした」とリーは締めくくります。