出雲の風を感じる!松島彩のパステル画集『さんぽ、しましょうか。』
出雲を舞台にしたドラマ『ばけばけ』の撮影現場から生まれた、松島彩のパステル画集『さんぽ、しましょうか。』がついに発刊されました。この一冊には、約一年にわたって描かれた143点のパステル画が収められています。
昭和から明治への移り変わりを背景に
この作品の背後には、時代の変化に翻弄される人々の姿が見え隠れします。特に、松江の旧士族の家に生まれた小泉セツと、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)をモデルにしたストーリーは、明治の西洋化が進む中で進展していきます。それに合わせて、情緒豊かなパステル画が描かれ、視覚的にも深い感動を与えてくれます。
撮影現場の魅力を余すところなく
本書には、パステル画を通じて感じられる撮影現場の温かみや臨場感が見事に表現されています。作品はNHK大阪放送局のスタジオ前に展示されており、出演者やスタッフもこのアートを楽しみながら日々の撮影に臨んでいました。作品が増えていく様は、まるでドラマの撮影そのものが、一つのアートを築き上げていく過程のようです。
三部構成で剖析される地域の物語
画集は「松江」「熊本」「東京」の三部構成となっており、これらの土地で紡がれた物語が優しく描かれています。また、各ページにはドラマの印象的なセリフが随所に配置され、まるで再び『ばけばけ』の世界に引き込まれるような体験を提供してくれます。
読者はページをめくるたびに、自らの「ばけばけ」への思い出や感情が呼び起こされることでしょう。ドラマを観たことがある方々にとっては、懐かしさを感じること間違いありません。
特別寄稿や推薦文が魅力を加える
本書には、脚本を担当したふじきみつ彦さんからの推薦文が寄せられており、ドラマと松江との深い縁をより一層強調しています。また、松江市出身で「ばけばけ」に出演した俳優の佐野史郎さんや、小泉八雲のひ孫である小泉凡さんによる特別寄稿も掲載されています。これにより、作品や地域への思いが色濃く反映されており、読み進めるうちに、新たな視点から『ばけばけ』を楽しむことができるのです。
書籍の構成と販売情報
この画集は、A5判ヨコの152ページでオールカラー仕上げとなっており、定価は2,200円(税込)です。著者の松島彩による温かみのある絵を楽しむことができ、発行元は地域に根差した出版社・ハーベスト出版です。書店やネットでは2026年5月26日の発売に向けて予約が開始されています。さらに、公式サイトやAmazonからも購入が可能となっておりますので、ぜひ手に取ってみてください。
終わりに
松島彩による『さんぽ、しましょうか。』は、出雲の風を感じることができる素晴らしいパステル画集です。地域の文化や歴史に深く根ざした作品を通じて、読者はドラマ『ばけばけ』の魅力を再発見できるでしょう。この機会に、ぜひ購入して、思い出を風景に変えてみてはいかがでしょうか。