舞台『パレード』がシアターHで開幕
吉田修一の原作による舞台『パレード』が、シアターHにて新たに開幕しました。この作品は、若者たちの共同生活とその中で生じるさまざまな葛藤を描いた物語です。小説『パレード』は、2002年の初版以来、多くの読者から称賛を浴び、第15回山本周五郎賞を受賞。さらに、2010年には映画化され、国際的な評価を得るなど、その人気は衰えを知りません。
舞台は、前回の上演から3年の時を経て、再度の登場です。今回は、脚本・演出を手がけるのは平塚直隆氏。彼は、現代演劇において際立った存在であり、受賞歴も豊富な才能を持っています。彼の手により、物語は新たな視点で再構築され、観客を魅了することでしょう。
物語の概要
舞台『パレード』は、都内の2LDKアパートに住む5人の若者たちの共同生活が舞台です。彼らはそれぞれの不安や焦燥感を抱えながらも、「本当の自分」を隠し、表面的な優しさで繋がっています。しかし、そこに新たに男娼のサトルが加わることで、次第に彼らの間に小さな亀裂が生じ始めます。物語は5人それぞれの視点から語られ、時系列に沿って展開されるため、観客は多様な視点から状況を見つめることができます。
キャストの紹介
今回の舞台では、馬場良馬、岩田陽葵、伊藤理々杏(乃木坂46)、宮地樹、安藤夢叶、佐藤礼菜といった豪華なキャストが勢ぞろい。彼らはそれぞれのキャラクターに生命を吹き込み、物語をより深く引き立てます。伊原直輝役の馬場良馬は、コロナ禍に一度中止となった幻の初演から、その後の成長や変化を取り込んで役に臨むと語っています。また、相馬未来役の岩田陽葵は、この作品での挑戦と発見の日々を楽しんでいるとコメントしました。
キャストのコメント
「5年の時を経てこの作品に再度参加できることを非常に嬉しく思います。直輝役は自分自身も変わった部分を大切に演じたいです。」
「普通の共同生活の中に潜む小さな違和感やひずみを丁寧に描きたいです。劇場で楽しんでください!」
「この作品の深さを皆さんに届けることが楽しみです。引き込まれる作品になっています。」
「共演者やスタッフと共に創り上げるこの舞台が楽しみで仕方ありません。劇場で一緒に楽しんでください。」
「自然体での会話劇が大好きです。愛されるようなキャラクターを演じられるよう頑張ります。」
「客席との繋がりを大切に、毎公演新鮮な気持ちで臨みます。期待してください!」
公演詳細
舞台『パレード』の公演は、2025年10月24日から11月1日までシアターHにて行われます。
- - 原作: 吉田修一
- - 演出: 平塚直隆
- - 公演スケジュール: 2025年10月24日(金)〜11月1日(土)
- - チケット: 特典無し11,000円、特典有り13,200円(全員集合写真、オリジナルグッズ付き)
この機会にぜひ、リアルな若者たちの心情に触れる『パレード』を体験してください!
公式HPはこちら