氷川きよしコンサート2026-2027 東京公演レポート
氷川きよしのコンサートツアー「2026-2027 ~KIINA’S LAND2~」が、2023年9月5日と6日に東京のLINE CUBE Shibuyaにて行われました。特に6日は氷川自身の49歳の誕生日ということで、特別な意味を持つ公演となりました。
このツアーは、ポップスアルバム『KIINA.』のリリース後、氷川が演歌の魅力を再確認し、ファンへの感謝を込めた選曲がなされました。開演前のインタビューでも「演歌の良さを改めて感じ、温かく支えてくれたファンのために、感謝の気持ちを込めた楽曲を届けたい」と語っていました。今回は、伝統的な演歌のほか、親しみやすい股旅もの曲も含まれ、観客を魅了しました。
オープニングナンバーは記念すべきデビュー曲「箱根八里の半次郎」。青い着流し姿の氷川が登場し、会場は早くもペンライトと拍手で満たされました。続けて「大井追っかけ音次郎」などの名曲を披露し、彼の興奮した様子と共に「皆さんのおかげでここに立っています」と、感謝の気持ちを表現しました。
氷川は次々と演目を重ね、「花の渡り鳥」や「きよしのねずみ小僧」など、股旅ものロマンチックな楽曲を濃厚に歌い上げ、観客を彼の独特な世界に引き込んでいきました。さらに、「きよしの人生太鼓」では人力車に乗って登場し、全身でパフォーマンスを繰り広げる様子が印象的でした。終演後、ステージロビーにはファンからのバースデーメッセージを書くコーナーが設けられるなど、嬉しいサプライズが用意されていました。
特に熊本を支援する活動にも力を入れ、募金活動も行われており、氷川は「熊本のことを思いながら歌います」と力強く宣言しました。代表曲「白雲の城」では圧倒的な表現力で観客の心をつかみました。さらに、最新の楽曲「ほど酔い酒」を披露し、現代社会に対する鋭い視点を歌い上げ、新旧の魅力が共存するステージを構成しました。
その後、誕生日にちなんだバースデーケーキが登場し、「49歳になりましたが、今が一番若いと思っています」と笑顔で語ると、会場は拍手で包まれました。アンコールでは「Party of Monsters」「限界突破×サバイバー」といった激しいロックナンバーで会場を盛り上げ、最後は「きよしのズンドコ節」でフィナーレを迎えました。年齢を重ねるごとに歌声は成熟しつつも、その瑞々しさが増す氷川きよし。観客たちの心を鷲掴みにする魅力が溢れる素晴らしいパフォーマンスでした。
最後に、スクリーンには「ずっと共に歩んでいきたい」というメッセージが表示され、氷川は「いつも笑顔で!」とファンに向けて締めくくりの言葉を贈りました。この日の公演には約5,700名のファンが集まり、皆が彼の誕生日を祝う特別な夜となりました。今後の活躍に期待がかかる氷川きよしの姿を見逃せません。