部活動支援の新たな幕開け:無料セミナー開催レポート
2025年2月12日、東京都内で行われた「部活動指導員向け研修企画運営ノウハウ」無料セミナーは、部活動の地域移行に伴う様々な課題を討論する貴重な機会となりました。主催者は株式会社アーシャルデザインと一般社団法人 日本部活指導研究協会で、約50名の参加者が集結しました。
セミナー概要
セミナーは、自治体や学校関係者、報道機関の関係者が参加し、部活動指導の重要性と、より良い研修制度の構築に向けた具体的なステップを探ることが目的でした。
開催の背景
現在、部活動指導員の約4割が定期的な研修を受けていないという現状があり、地域ごとに異なるニーズに応じた適切な研修プログラムの必要性が高まっています。このセミナーでは、指導員向けの研修内容を具体的に紹介し、参加者に実践的な知識を提供しました。
登壇者紹介
- - 高野 泰氏(一般社団法人 日本部活指導研究協会 理事)
高野氏は、全国約800名の登録指導者を有する協会での研修運営や資格発行を手掛け、安心安全な部活動の運営を広めるために各地で講演を行っています。
- - 加藤 颯孝氏(株式会社アーシャルデザイン Athlete Box事業部事業部長)
加藤氏は地域展開に向けたコーディネートや実証事業を担当し、指導者の研修企画も行っています。
セミナー内容
基礎研修の重要性
本セッションでは、部活動指導員が多岐にわたる役割を果たすために必要な基礎研修の重要性が強調されました。
指導員には専門的な技術指導だけでなく、大会引率や部活動の管理、生徒指導といった役割が求められます。そのため、定期的な研修を通じてスキルを磨く必要があります。
他自治体の研修事例
全国の自治体での指導者研修の導入事例が発表され、オンライン形式で多くの自治体が取り組んでいることが分かりました。また、国のガイドラインに沿ったカリキュラムを学べる仕組みも整いつつあり、質の高い研修が実施されています。
フォロー体制の構築
指導員が継続的に活動できるよう適切なフォロー体制の重要性も語られました。特に「統括コーディネーター」の役割が強調され、各地域における部活動移行をサポートするための具体的な支援が提供されています。
参加者の声
- - 「内容が対話形式で進むため、理解しやすかった」
- - 「他自治体の成功事例を知ることができ、とても参考になった」
- - 「教員にとっても新鮮な内容で、多様なニーズに応えられる可能性がある」
参加者からは高評価を得た本セミナー。今後も定期的な情報発信セミナーを通じて、部活動に関わる様々な課題を解決するための取り組みが続く予定です。
株式会社アーシャルデザインについて
東京都渋谷区に本社を持つ株式会社アーシャルデザインは、教育関連事業を展開し、部活動の地域移行を支援しています。今後も研修やスキルアップの場を提供し、地域の部活動がより充実したものになるよう努めてまいります。