八月の声を運ぶ男
2025-09-22 12:43:13

WOWOW制作のドラマ『八月の声を運ぶ男』がギャラクシー賞を受賞

新たな感動を生んだテレビドラマ



WOWOWが手掛けた新作ドラマ『八月の声を運ぶ男』が、2025年8月度のギャラクシー賞月間賞を受賞しました。本作は、戦後80年を振り返る感動的な物語であり、国内プロダクション事業の第一弾として制作された重要な作品です。

番組の概要


『八月の声を運ぶ男』は、2025年8月13日にNHKで放送され、現在はNHKオンデマンドでも視聴可能です。ドラマはジャーナリスト・辻原保が中心となって展開され、彼が千人を超える被爆者の声を録音するために日本全国を巡る姿を描いています。彼の活動は、時として孤独で理解を得られない中で進むことになりますが、その道中で出会った被爆者・九野和平との感動的なエピソードが物語の核となります。

ストーリーの魅力


主人公の辻原保(演:本木雅弘)は、長崎の放送局を退職した後、重い録音機材を持って各地を旅します。彼が出会う被爆者たちの声には、それぞれの人生と切実な過去が込められており、これらの物語を未来へと遺すという彼の使命感が強く伝わります。特に九野和平(演:阿部サダヲ)との出会いは、辻原の心に大きな影響を与え、彼の声を遺す決意を再確認させる重要な瞬間となります。

制作陣


本作の原案は伊藤明彦による「未来からの遺言 - ある被爆者体験の伝記」を基にしており、脚本は池端俊策、音楽は清水靖晃が担当しています。制作統括にはWOWOWの加茂義隆やNHKの熊野律時が名を連ねており、出演者も本木雅弘、石橋静河、伊東蒼国、国広富之、尾野真千子、田中哲司、阿部サダヲと豪華です。特に主演の本木雅弘は、役に深く入り込んでおり、多くの視聴者に感動を与えました。

ギャラクシー賞とは


ギャラクシー賞は、1963年に設立された日本の放送批評懇談会によって創設され、放送文化の質的向上を目的に放送番組や個人、団体を表彰が行われています。『八月の声を運ぶ男』は、2023年4月に月間賞を受賞した『連続ドラマWフェンス』以来、WOWOWの作品が再び注目されるきっかけを作りました。

未来へのメッセージ


本作の受賞は、制作陣と出演者の大きな努力が実を結んだ証であり、視聴者に強烈なメッセージを送る作品として高く評価されています。時代を越えた「声」を継承する大切さを描いた『八月の声を運ぶ男』は、これからの放送界でも重要な位置を占めることでしょう。是非、多くの方々に観ていただきたい作品です。


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