舞台『蔦屋重三郎最後の賭け〜からくり写楽』上演決定
江戸の浮世絵に関わる様々な人々の物語が、東京日本橋三越劇場で舞台として蘇ります。本作は野口卓が原作を手がけ、蔦屋重三郎の晩年を描くものです。脚本・プロデューサーには有賀沙織(KASSAY)、演出には中島裕一郎が担当し、2026年の2月に計5回の公演が予定されています。注目の俳優には、劇団俳優座の加藤頼をはじめ、実力派の辰巳琢郎らが名を連ねています。
謎が深まる江戸の浮世絵
本作は、蔦屋重三郎の発表した浮世絵、「写楽」を巡る謎をテーマとしています。世に出ることが許されない環境の中で、蔦重は密かに劇的な計画を練ります。彼は朋誠堂の喜三二や、徳島藩の菊地定兼と共に、圧力に屈しない意義を見出そうとします。また、徳島藩の前藩主が作成した絵にも強く影響を受け、その魅力にとりつかれてしまいます。
さらに、作品の中では同心の門倉又兵衛が決定的証拠を掴むために奮闘しますが、その背後には内山田の策略が待ち構えています。このように、物語は多くのキャラクターが織り成す複雑な人間関係と共に進展していきます。勝川春朗(葛飾北斎)や、文人たちが絡むことで、江戸の文化の奥深さを本作は見事に表現しています。
KASSAYの舞台製作への情熱
KASSAYは、2007年に小学校での朗読劇が契機となり、本格的な舞台製作を開始しました。以来、地域に根ざした作品を数多く上演しており、企業文化をテーマにした作品や、近年では現代的な視点での演目も展開しています。今年2025年には山本周五郎原作の『五瓣の椿』も控えており、常に新たな挑戦をし続けています。
同劇団は、世代やジャンルを超えた芸術と技術の融合を志向し、非日常的な体験を観客に提供している点も印象的です。これらの努力が、観客を異次元の世界へと誘うことになっています。
公演情報
本舞台『蔦屋重三郎最後の賭け〜からくり写楽』は、2026年の2月6日から8日まで、計5回にわたり東京日本橋で上演されます。詳細な日程は、以下の通りです:
- - 2月6日 15時〜
- - 2月7日 13時〜、17時〜
- - 2月8日 11時半〜、15時半〜
想像力豊かな舞台制作を行っているKASSAYによるこの作品が、江戸の魅力や人間ドラマをどのように描くのか、観客一同が楽しみにしています。
この機会を逃すことなく、ぜひ観劇されることをお勧めいたします。
お問い合わせ先
KASSAY合同会社の代表、有賀沙織に、興味のある方は直接メールでご連絡ください。公式サイトも是非ご覧ください。
舞台の創造性豊かな世界を、ぜひその目で確かめてください。