日本の歴史を読み解く！磯田道史が語る京都の真実と本能寺の変

日本の歴史を体感するクルーズ

11月12日（水）の夜8時からBS日テレで放送される特別番組『磯田道史の歴史をゆく京都の真実２時間SP』。日本古代からの英雄たちの人生が描かれる舞台で、著名な歴史学者・磯田道史が千年の古都、京都を訪れます。彼の独自の視点から、戦国時代の三英傑である織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の真実とロマンに迫ります。

知られざる『本能寺の変』の真相

この番組では、特に謎が多いとされる『本能寺の変』について深掘りします。信長がなぜ本能寺ではなく、妙覺寺を宿に選んでいたのか。その理由が彼と義父・斎藤道三との関係性や意外な演出家としての側面にまで広がります。磯田は、その古文書から新たな歴史の解釈を導き出します。

禁断の城郭探査

さらに、小山からの映像では信長の未実現の築城計画についても取り上げます。明智光秀からの提案を受けた信長の計画が、吉田神社に残る記録と深く結びついています。この歴史的背景を理解することで、当時の武将たちの思惑が浮かび上がることでしょう。

信長の恋と歴史ロマン

本能寺の変の裏にある、信長の一目惚れのエピソードも注目に値します。彼が一目惚れした女性との関連が、光秀の反逆にどのように影響したのか進化する解釈が展開されます。

光秀は現場になかった？

最も興味深いのは、光秀が『本能寺の変』の現場にいなかったという古文書の記録です。磯田の考察によれば、それは加賀藩の兵学者による重要な情報源の記録だという。のちの歴史にどれほどの影響を与えたのか、彼曰く「情報源の筋が良すぎる」記録が次々と出てきます。

城と三英傑の関係を解明

番組の後半では、城郭考古学者の千田嘉博を迎え、京都の城郭と三英傑の複雑な関係を紐解きます。二条城には実は二つの天守が存在した秘密や、それにまつわる移築騒動についても話が展開されます。これを通じて信長の性格や、彼の築城による権力の移り変わりを知ることができます。

完全に禁じられた御土居に足を踏み入れる磯田の興奮や、そこから見える秀吉の野望に関する考察も見逃せません。貴重な金箔瓦を見ながら、権力の象徴を築くため彼が注いだ情熱を感じ取れることでしょう。

この特別番組は単なる歴史の紹介にとどまらず、磯田道史ならではのユニークな視点で観客を引き込みます。歴史の真実を探求し、視聴者を時を超えた旅へと誘ってくれます。