大学スポーツの未来を探る特別講演
一般社団法人大学スポーツ協会(UNIVAS)は、2025年に開催される「Japan Sports Week」で重要な講演を行います。このイベントは、大学スポーツの現状とその未来について、多くの専門家が集まる貴重な機会です。日本国内のアスリートやスポーツ関係者が一堂に会するこの場で、UNIVASは「大学スポーツの未来」と「部活動地域展開のいま」という二つのテーマに焦点を当てます。
UNIVASの設立と歩み
2019年に設立されたUNIVASは、大学スポーツを振興することを目的としてさまざまな活動を行ってきました。しかし、その道のりは決して平坦ではありませんでした。特に、新型コロナウイルスの影響で運動部活動が休止し、さらに運動部に関わる不祥事も相次ぎました。また、少子化という社会的な課題も大学スポーツ業界には大きな影響を与えています。そうした様々な困難に直面しつつも、UNIVASが描く未来の大学スポーツについて語る機会が、このJapan Sports Weekとなります。
部活動の地域展開の重要性
また、近年進行中の部活動改革についても触れます。令和4年12月に出された国のガイドラインに基づき、47都道府県で約1,700の市区町村がそれぞれの特性に応じた部活動の改革に取り組んでいます。しかし、こうした自治体だけでは多くの課題を解決するのは難しいのが現実です。そのため、企業や大学などが協力することによって、地域の特性に合わせたソリューションを見出していく必要があります。UNIVASは沖縄を皮切りに、「ブカツサポートコンソーシアム」を通じての地域支援の活動も強化しています。
特別講演の概要
特別講演①
- - 日時: 2025年6月25日(水)14:30 ~ 15:30
- - テーマ: 『生き残りをかけた大学スポーツ』
- - 登壇者: 池田 敦司(UNIVAS専務理事/仙台大学教授)
この講演では、ポストコロナの時代における大学スポーツの生き残り戦略について考察されます。
特別講演②
- - 日時: 2025年6月26日(木)12:30 ~ 13:30
- - テーマ: 『部活動地域展開のいま』
- - 登壇者: 石塚 大輔(スポーツデータバンク株式会社)、有馬 康之(三井住友海上火災保険株式会社)、千葉 岳志(日本郵政株式会社)、池田 敦司(UNIVAS専務理事/仙台大学教授)
この講演では、企業コンソーシアムが進める地域活性化の取り組みについて事例が紹介されます。
Japan Sports Week 2025の概要
このイベントは、東京ビッグサイトで2025年6月25日(水)から27日(金)まで開催されます。アスリート向けのパフォーマンスやマーケティング、チーム運営支援など、多様なブースが設けられ、参加者の皆様にとって非常に有意義な経験を提供します。
イベントへの参加は無料ですが、事前の来場登録が必要です。興味のある方は公式ウェブサイトから登録を行ってください。
UNIVASの目指す未来
UNIVASは、このイベントを通じて大学スポーツに対する理解を深め、さらなる支援を呼びかけることを目指しています。大学スポーツの世界がどのように進化し、未来を迎えていくのか、一人でも多くの方々のご参加をお待ちしています。