女子ハンドボール代表「おりひめジャパン」、欧州遠征と強化合宿を実施
女子ハンドボールの日本代表チーム「おりひめジャパン」が、今後の IHF女子ハンドボール世界選手権に向けた重要なステップとして、欧州遠征と強化合宿を行うことを発表しました。
欧州遠征の実施概要
代表チームは2025年10月12日から20日までの間、ポルトガルにてブラジル代表との合同トレーニングや親善試合を予定しています。この遠征は、海外でプレーする選手たちと共に若手選手を中心とした参加メンバーで構成されており、将来に向けたチームの基盤を築くことを目的としています。新しい戦術を試す絶好の機会となるでしょう。
強化合宿の位置づけ
さらに、2025年10月22日から29日には、東京都・味の素ナショナルトレーニングセンターにて第3回強化合宿が実施される予定です。この合宿にはリーグH所属の代表候補選手たちが参加し、8月に行われた合宿での成果をもとに、世界選手権に向けた戦術的な理解を深めていきます。
監督の意気込み
モーテン・ソウバク監督は、「ポルトガルでのトレーニングを心待ちにしている」と語り、ブラジル代表チームとの交流を通じてさらに別の視点からの成長を期待しています。指導者としての手腕が問われる場面であり、若い選手たちにも多くの学びがあるでしょう。
参加メンバーについて
第1回の欧州遠征には合計13名の選手が参加します。選抜された選手たちは、海外リーグでの経験が豊富な選手や、国内での若手有望選手で構成され、その多様性がチームに新しい風を吹き込むことが期待されます。特に注目選手には、ノルウェーのMolde Eliteに所属する亀谷さくらや、ドイツのFrisch Auf Göppingenでプレイしている佐々木春乃が挙げられます。
また、第3回強化合宿には18名の選手が参加予定です。新たな顔ぶれには、プレステージ・インターナショナル アランマーレ富山の秋山なつみなどが名を連ねており、チームの競争をより一層活発にしてくれることでしょう。
これからのスケジュール
「おりひめジャパン」はこの後、11月上旬に世界選手権のメンバーを発表し、11月9日から14日には第4回強化合宿を行う予定です。その後、11月15日から23日までフランスでの第2回欧州遠征が控えており、11月26日からはオランダとドイツで開催される第27回IHF女子ハンドボール世界選手権に挑みます。
このように「おりひめジャパン」は次の大舞台に向けて、着実に準備を進めています。代表選手の選考や遠征の成果が今後どのようにチームに反映されるのか、非常に楽しみです。これからの活躍に期待しつつ、引き続き彼女たちの応援をしていきたいと思います。