新潟国際自動車大学校での特別授業
11月14日、NSGグループが運営する新潟国際自動車大学校で、新潟トヨペット株式会社による特別授業が開催されました。自動車整備科の1年生にとって、この授業は新たな知識を得る貴重な機会となりました。
新潟トヨペットは、トヨタ車の販売及び整備を行う企業であり、時代の変化と共に必要な技術革新に挑んでいます。この日はトヨタの最新の電気自動車「bZ4X」が展示され、その魅力や技術について学ぶことができました。
トヨタbZ4Xの魅力
bZ4Xは、モーターの力のみで駆動し、走行中に二酸化炭素を排出しません。学生たちは、ボンネットを開いてエンジンがないことに驚き、普段見る車との違いを直接体感しました。内装に座って、センターコンソールにスマートフォンを置くだけで充電ができるという最新技術にも触れ、大いに刺激を受けていました。また、AI技術が搭載されており、未来の車がどのように進化しているのかを理解する貴重な経験となりました。
講師からの熱いメッセージ
授業中、学生たちはトヨタ車の点検や診断に使用される「GTS(Global Tech Stream+)」のデモンストレーションも見学しました。講師からは、技術を使うことの重要性と、それをどのように活用するかが整備士として大切であると教えられました。「お客様や車のために何ができるかを考えられる整備士になってほしい」という熱いメッセージには、多くの学生が心を打たれました。
学生の感想と将来への思い
参加した学生の中の一人、関口さん(2級自動車整備科、新発田南高校出身)は、「トヨタbZ4Xを間近で見たとき、本当にすごいと感じました。実際に触れ、最先端の技術を体験できたことは、私の自動車整備士としての夢を強く後押ししてくれました」と語りました。新しい技術を学ぶことで、電気自動車の整備ができるプロフェッショナルになりたいという思いが一層強くなったようです。
専門学校の教育の質
新潟国際自動車大学校は、各種自動車関連のプロを育成するために立ち上げられた専門学校で、実習はカリキュラムの60%から80%を占めており、実践的な教育が行われています。認証整備工場としての設備やサーキットを利用し、学生たちは業界で即戦力として活躍できる技術を在学中から身につけることができます。これまでの実績として、全ての学生が国家資格に合格しているという高い評価も得ています。
新潟国際自動車大学校での特別授業は、未来の電気自動車技術に直接触れることで、学生たちが新たな目標を抱くきっかけとなりました。これからの自動車整備士としての道を進む上で、重要な経験となることでしょう。