ブラザー工業が誇る新型デジタルミシンNEXIO BAS-Kシリーズ
ブラザー工業株式会社が2025年1月30日に発売する「NEXIO BAS-365K」と「NEXIO BAS-370K」は、業界初のデジタル技術を搭載したブリッジ型プログラム式電子ミシンです。この新型ミシンは、釜まわりの調整を0.01mm単位でデジタル化し、従来の感覚に基づいた調整から解放されます。
デジタル技術の革新
従来のミシンは、釜まわりの調整が感覚に頼って行われていたため、使用する技術者のスキルや環境によって変動が生じ、ときには不均一な縫製結果をもたらすことがありました。NEXIO Kシリーズは、センシング技術を取り入れることで、この問題を解決しています。具体的には、針棒の高さや針と釜の出会うタイミングを数値化し、パネルでリアルタイムに確認しながら調整ができるようになります。
数字で調整することにより、異なる工場や国でも全く同じ設定を再現可能となり、一貫した生産性を確保します。生産ラインがグローバル化する中で、業界全体の縫製品質が一段と向上することが期待されています。
画期的な機能と生産性の向上
新型ミシンには、最新の「DIGIFLEX TUNE」技術が搭載されており、釜まわりの調整状態をデジタルで把握できるだけでなく、縫製不良の原因を迅速に特定できます。これによって、調整にかかる時間を大幅に短縮し、ミシンの稼働時間を増やしています。
不良検知技術:この新製品には、不良品の流出を防ぐための不良検知センサーが標準搭載されています。上糸の張力を直接測定するセンサーにより、目飛びや糸切れを瞬時に検知し、未然に不良品を排除することができます。
生地厚検知装置:縫製前に生地の厚みを測定し、設定した値と異なる場合にはエラーを表示する機能を持っています。これにより、生地の重ね違いによる事故を防止します。
メンテナンスも容易に
新型のデザインでは、メンテナンスがしやすいように工夫されています。前側針板の補助板が三分割されており、工具なしで簡単に取り外しが可能です。また、釜メンテナンスカバーの大きさも拡大しており、作業台の高さも50mm低く設計されているため、より快適に調整作業が行えます。
さいごに
ブラザーの新型ミシン、NEXIO BAS-365KおよびNEXIO BAS-370Kは、業界初のデジタル技術を搭載したことで、縫製業界に革命をもたらす製品となるでしょう。今後の縫製ラインの最適化を図るために、注目のアイテムと言えます。ぜひ新しいミシンで、革新を体感してみてください。