森宏明選手、ミラノ・コルティナ2026冬季パラリンピック代表内定
2026年のミラノ・コルティナ冬季パラリンピックに向けた期待が高まる中、朝日新聞社員であり、パラノルディックスキー・クロスカントリー競技の森宏明選手が代表への推薦を受けました。これは、日本障害者スキー連盟によって発表されたもので、彼にとっては2022年の北京大会に続く2大会連続での参加となります。
森選手の経歴と他の活動
森選手は1996年生まれ、東京都板橋区出身です。彼が野球部の主将として活躍していた高校2年生の際、不運な事故に遭遇し、両足を切断することとなりました。しかし、逆境に耐え、明治大学入学後の2017年にパラノルディックスキーを始め、以来多くの競技大会に挑戦してきました。
朝日新聞社には2019年に入社し、フルタイム勤務をしながらパラスキー選手としてトレーニングを重ねています。競技力の向上だけではなく、自身の体験を基にした講演活動にも力を入れ、障害を持つ人々への理解を深めるためのメッセージを発信しています。2024年からは日本パラリンピアンズ協会の副会長にも就任するなど、ますます活躍の場を広げています。
日々のトレーニングとパラスキーへの思い
森選手は、「持ち味のスプリント力を磨き、これまでの課題と向き合ってきた」と述べています。2026年のパラリンピックシーズンは、自身にとっての集大成であり、日本チームへの貢献に向けて全力で準備していく所存です。この挑戦には、朝日新聞社も社を挙げて後押ししており、森選手を応援する声が広がっています。
課題を乗り越えた先にある夢
過去の競技成績を見ても、彼は着実に成長を遂げています。2022年の北京大会では男子スプリント(座位)で31位、男子10km(座位)で30位、混合リレーでは7位に入賞しました。今年以降も国際大会で輝かしい成績を収めており、FISパラクロスカントリー世界選手権では男子座位5kmで1位に輝くなど、その実力を証明しています。
社会への貢献と未来への展望
朝日新聞社は森選手を支援するだけではなく、より広範な障害者スポーツ支援にも力を入れています。2025年に東京で開催されるデフリンピック競技大会にはトータルサポートメンバーとして協賛し、障害の有無にかかわらず、互いを理解し尊重する社会の実現を目指しています。社長の角田克氏は、森選手の過去の言葉を引用し、「予想もしなかった困難を乗り越え、新しいことに挑む姿勢」が印象的だとし、森選手の挑戦を全力で支援する意向を示しました。
取材や素材提供について
森選手は取材にも応じており、オンラインや対面でのインタビューにも積極的に参加しています。競技写真や職場での様子など、素材提供についても相談が可能です。彼の物語は多くの人々に希望を与えており、これからの活躍に期待が寄せられます。
森宏明選手の挑戦を通じて、私たちも自身の限界に挑戦する勇気を持ち続けたいものです。