ORPHEが進化を遂げる!
株式会社ORPHEが、このたび新たに「ORPHE ANALYTICS LD(Long Duration)」を発表しました。この革新的なスタンドアロン型システムは、ユーザーがスマートフォンを必要とせず、長時間にわたる歩行や走行データの計測が可能となります。これは、特に研究や分析の現場で求められる、実環境での連続的なデータ収集を可能にするために設計されています。
スマートフォン不要の利便性
この「ORPHE ANALYTICS LD」は、計測開始と終了時に足部デバイスとシステムをシンクロさせることで、計測中は一切の外部通信が不要です。これにより、使用者は自然な状態で自由に動くことができ、従来の方法では難しかった継続したデータ取得が実現されます。外部デバイスの干渉を受けず、リアルな行動の追跡が可能になります。
多様なデータの取得
本製品は、ORPHEの独自アルゴリズムを駆使して、以下の多様な解析指標を数秒単位で取得することができます。
- - 速度
- - 歩幅
- - 1分間あたりの歩数
- - 足部の路面接触時間
- - 着地時の足と路面の角度
- - 足首が倒れ込む角度
- - 足部の高さ
- - 着地衝撃
これらのデータは、研究者やデータサイエンティストが詳細な分析を行うための基礎として活用されます。
CSV形式でのデータエクスポート
さらに、取得したデータはCSV形式で保存・ダウンロードが可能です。これにより、研究者や関連専門職が外部解析ツールと連携しての追加分析を簡単に行えるように配慮されています。この利便性は、特にデータを扱う専門家にとって貴重な機能です。
想定される活用分野
「ORPHE ANALYTICS LD」は多岐にわたる活用が期待されており、特に以下の分野での応用が見込まれています。
1. 大学や研究機関での歩行及び行動科学の研究
2. マラソン、競歩、ランニングフォームの解析
3. 高齢者の歩行評価や転倒リスクの検証
4. スマートシティやモビリティ行動の研究
5. 医療・リハビリテーションにおける術後評価
利用手続きと導入の流れ
「ORPHE ANALYTICS LD」は、月額税込11,000円のORPHE ANALYTICSの追加オプションとして利用できます。なお、導入するためには別途ORPHE ANALYTICSの有償契約が必要です。また、導入前に試用するトライアルも提供されているため、自分の研究や業務に適しているかを事前に確認することができます。
さらなる詳細については、ORPHEの公式ページを訪れてみてください。
ORPHEは今後もセンシングを基盤としたスマートシューズプラットフォームを拡充させ、歩行に関する理解と技術の革新を図りながら、より良い歩行体験を世に送り出していくことを目指しています。