大阪公演に登場するバレエ・メンフィスの実力派ダンサーたち
2025年7月27日、豊中市立文化芸術センターで開催される「バレエアンサンブルガラ2025・大阪公演」に、アメリカ・テネシー州メンフィスに拠点を置くバレエ・メンフィスから、2名の注目ダンサーが出演します。そのひとり、顯谷伊織さんともうひとりのKennedy Ballardさんが、舞台でどのようなパフォーマンスを披露するのか、詳しくご紹介します。
顯谷伊織さんの華やかな経歴
大阪出身の顯谷伊織さんは、地元の高橋洋美バレエスタジオでバレエを始め、名門アジアパシフィック国際バレエコンクールで賞を受賞。その後、オーストラリアンバレエスクールで学び、シンガポールダンスシアターに入団し、多くのソリストとしての役を務めました。4年間の活動を経てニュージャージーバレエに移籍し、今度はプリンシパルとしてのキャリアを築きました。
テネシー州のバレエ・メンフィスに加わったのは2017年。George Balanchineの作品や現バレエ団ディレクターSteven McMahonの振り付けによる作品など、多彩な演目に出演し、彼女の演技は観客を魅了しています。顯谷さんの踊りには、彼女が育んできた情熱が確実に表れており、特に『眠れる森の美女』のオーロラ姫や『くるみ割り人形』の金平糖の精といった役は、多くのファンに印象を残しています。
Kennedy Ballardさんの経歴
Kennedy Ballardさんは、4歳で『くるみ割り人形』のパーティーボーイ役で舞台デビューを果たしました。彼はロイヤルアカデミー・オブ・ファインアーツでトレーニングを受けた後、アメリカンバレエスクールで学びます。その後、Feijóoバレエ学校でさらなる技術を磨き、ハンツビルバレエ団ではプリンシパルダンサーとして活躍しました。
今年で2シーズン目を迎えるバレエ・メンフィスでは、さまざまな役柄を演じており、特に『ジゼル』のアルブレヒトや『白鳥の湖』のジークフリートなど、多くのクラシカルな役を務めています。バレエ・メンフィスに加わってからは、彼の表現力が更に磨かれ、観客を魅了する存在として多くのファンから支持を集めています。
バレエ・メンフィスの特徴
バレエ・メンフィスは、南部文化や黒人歴史を反映したオリジナル作品を多く上演し、単なる地方バレエ団に留まらない社会的メッセージ性の強い団体です。地域との結びつきも強く、学校や福祉施設でのアウトリーチ活動に力を入れるなど、コミュニティとの連携を重視しています。
公演詳細
公演日
2025年7月27日(日)
会場
豊中市立文化芸術センター 大ホール
プログラム
- - 第1部: バレエガラコンサート
- - 第2部: 『くるみ割り人形』より雪の情景とお菓子の国
顯谷伊織さんとKennedy Ballardさんが、素晴らしいパフォーマンスを披露するこの機会をお見逃しなく。彼らの踊りがどのように観客を魅了するのか、ぜひその目で体感してください!チケット情報は公式ウェブサイトをご覧ください。