復興合唱曲「フェニックス」
2025-05-28 12:17:37

復興の願いを歌に込めて、輪島高校で「フェニックス」お披露目イベント開催

復興の願いを歌に込めて、輪島高校で「フェニックス」お披露目イベント開催



2025年5月14日、石川の輪島高校にて、能登半島の復興を願った新しい合唱曲『フェニックス』が披露されました。この曲は全国から寄せられた合唱動画に合わせて約300名による大合唱で、参加者たちは涙と笑顔を交えながら「何度でも立ち上がる」という希望のメッセージを届けました。

この日は全国30団体からの応援合唱ビデオも上映され、会場には感動的な空気が漂いました。合唱曲を手掛けたのは、子供たちの音楽教育にも幅広く貢献している作曲家の弓削田健介さん。彼は「放浪の合唱作曲家」とも称され、キャンピングカーで全国を巡りながら、復興への想いを集めて『フェニックス』を完成させたそうです。

このお披露目イベントは「フェニックス・キャラバン」というプロジェクトのスタートとなり、弓削田さんは全国47都道府県を巡り、各地の学校や合唱団とともに歌を歌い続ける予定です。

参加者の中には、震災で家族を失った警察官、大間圭介さんもいます。彼は「みんなが歌を歌ってくれることで、元気をもらえた」と語り、合唱の力を実感したと述べました。小学生代表の中野里菜さんも、「フェニックスは困難を克服する伝説の鳥」と語り、未来に向けた希望を歌に乗せて届けました。

様々な世代が一体感を感じた合唱



この日のイベントでは、全国から寄せられた合唱動画が大きなスクリーンに映し出され、参加した生徒たちはその映像に合わせて共に歌いました。これにより、全国の支援の輪を実感するとともに、心が一つになりました。オンライン中継を通じて、茨城県つくば市とはリアルタイムでつながり、離れた地点でも心の交流が行われました。

歌の力が結集したこの瞬間は、喜びと希望にあふれたひとときとなり、地震や困難に直面する人たちにエールを送る場となりました。

「フェニックス・キャラバン」の展開



弓削田さんは、輪島高校でのお披露目を皮切りに、キャンピングカーで全国各地を巡り、合唱ビデオとメッセージを集めながら「能登との繋がり」を深めていきます。すでに次の訪問地である福井県美浜町の子どもたちとの交流も始まっています。

このプロジェクトを通じて、日本中の子どもたちが復興への思いを共にし、歌を通じて新たな絆を作ることが期待されています。「ひとりじゃない」というメッセージが多くの心に響き、全国と能登の間に温かな支援の連なりが生まれようとしています。

今後も、全国の子どもたちの心を繋ぐ『フェニックス』の歌声が、復興への力強いメッセージとして響き渡ることを願います。その先に、地域を超えた新たな繋がりが生まれることでしょう。


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