チリからの異才が生み出した悪夢のアニメ『オオカミの家』
南米チリの2人の監督、クリストバル・レオンとホアキン・コシーニャが手がけた長編アニメーション『オオカミの家』は、独特な映像スタイルと衝撃的なストーリー展開で観る者を惹きつけてやみません。本作は、2018年に公開され、美しさとグロテスクさが共存する「ホラー・フェアリーテイル」として高く評価されています。
WOWOWプラスでの放送
この作品はWOWOWプラスで8月31日の放送が予定されています。この特集では、劇場公開時に同時上映された短編作品『骨(2021)』も合わせて放送されるほか、作品への理解を深める特別解説番組もお届けします。解説番組は同日、23時15分からの放送です。特別番組を見ることで、『オオカミの家』のストーリーや映像美をより奥深く理解できることでしょう。
特別解説番組の内容はYouTubeでも配信されており、手軽に視聴することができます。これを見逃す手はありません!
ストーリーの魅力
『オオカミの家』は、チリ南部に実在するドイツ人集落「コロニアディグニダ」を舞台にしています。物語の主人公は、動物を愛する美しい娘マリア。彼女はある日、飼っていたブタを逃がしてしまい、その罰を逃れるために脱走します。逃げ込んだ家で2匹の子ブタと出会った彼女は、「ペドロ」と「アナ」と名付けて一緒に過ごすことになります。
しかし、その安らぎは長く続きません。森の奥から響くオオカミの声が彼女の周りを不穏に包み込み、子ブタたちの姿も恐ろしい形へと変わっていくのです。マリアが直面する恐怖は、ただのファンタジーではなく、彼女の心の奥底に潜む悪夢を呼び覚まします。
特殊な映像スタイル
本作の魅力の一つは、アニメーションにおけるストップモーション技術の使用です。細部までこだわった映像表現が、観客に強烈な没入感を与えます。クリストバル・レオンとホアキン・コシーニャが生み出した世界観は、夢と現実が交錯するようなあなただけの体験を提供し、アリ・アスターをはじめとする著名なクリエイターたちにも高く評価されてきました。
配信情報
さらに、Prime Video「シネフィルWOWOWプラス」では本作を8月1日から配信中です。『骨(2021)』は権利の都合で配信されませんが、公式サイトではその他の情報も確認できるので、ぜひチェックしてみてください。サブスクリプションは月490円(税込)から始められ、14日間の無料トライアルも用意されています。
最後に
『オオカミの家』は、映像の美しさ、物語の深さ、そしてストップモーションアニメならではの特異性が融合した作品です。この機会にWOWOWプラスで特集放送が行われる『オオカミの家』をぜひご覧ください。特別解説番組も併せて、心の底から感じる恐怖と美しさを体験してみてください。