タカラトミーが南葛SC応援の広告看板を設置！地域防災との新たなコラボ

タカラトミーが南葛SCを応援

タカラトミーが地元のサッカークラブ「南葛SC」を応援するため、京成立石駅周辺の消火栓に広告看板を設置しました。この取り組みは、地域の防災とプロスポーツチームの応援を両立させる新たな試みです。

消火栓標識の重要性

消火栓標識は、火災時に迅速な消防活動を可能にするため、地下にある消火栓の位置を示す重要な存在です。全国に約12万本存在し、広告収入を使用して維持管理が行われています。しかし、広告枠の認知度が低く、多くの企業が活用していないのが現状です。東京都内では約80%、葛飾区では95%が未利用と言われています。これは、将来的に消火栓標識の維持が困難になるリスクを孕んでいます。

地域に根ざしたスポーツチームとの連携

そんな中、消火栓標識株式会社は、「消火栓標識パートナーシップ制度」を設立し、地域密着型のプロスポーツチームとの協力を促進しています。この制度では、地域に根ざした企業がスポーツチームを応援する看板広告を設置し、その収入が消火栓標識の管理負担を軽減するとともに、少しながらもチーム運営費に還元されます。2024年からの制度開始以降、Jリーグのアビスパ福岡やモンテディオ山形、プロ野球の楽天イーグルスなど、全国各地のスポーツチームとの連携が進められています。

スポーツチーム応援広告の利点

この新たな取り組みで、企業や地域が得られるメリットは多数あります。消火栓標識によって、地域防災に貢献し、位置情報を明確にすることで、火災時の迅速な対応が可能になります。また、地域への広告看板設置によって、地域住民からの応援の熱が高まることも期待されています。広告収入の一部がチーム運営費に利用されることで、プロスポーツチームも潤い、より高いパフォーマンスを発揮できるでしょう。

タカラトミーのコメント

タカラトミーは、南葛SCが本社を構える葛飾区とのつながりを活かして、消火栓標識に応援看板を設置しました。同社は鉄道玩具「プラレール」や変形ロボット「トランスフォーマー」など、多様な玩具を提供しており、地域の防災にも寄与することを喜んでいます。看板の色合いは地域の風景に溶け込む青色が選ばれ、地元の皆さんに親しんでもらえるような配慮がなされています。タカラトミーは、スポーツチームの応援だけでなく、地域貢献も重視しているのです。