安田章大の初映像化舞台「愛の乞食」「アリババ」全貌解禁！

安田章大、初の映像化舞台「愛の乞食」「アリババ」について

安田章大さんが主演した舞台『愛の乞食』『アリババ』が、待望の映像化に至った。本作は新宿梁山泊によるアングラテント演劇であり、特設テントでの希少な体験を提供するものだ。この配信版は、2025年12月20日から1か月間、【PIA LIVE STREAM】で独占配信される。チケットは即完売という状況からも、ファンの期待の高さがうかがえる。

新宿梁山泊は評価の高い演劇集団で、唐十郎氏の初期作品の中でも特に名作とされる『愛の乞食』（1970年初演）と『アリババ』（1966年初演）を今回連続上演し、圧倒的な演出で観客を魅了した。特に注目すべきは、安田さんの演技と金守珍氏のユニークな演出が見事に融合した点だ。これはまさに“アイドルとアングラの新たな出会い”として、大きな話題を呼んでいる。

テント演劇の魅力

この公演の舞台は新宿花園神社の特設テントで行われ、観客は単なる演劇の鑑賞を超えた体験が待っていた。安田章大さんは長年、テントの舞台に立つことを夢見ており、ファンにとっても特別な意味を持つイベントであった。街の喧騒や急な雨音すらも演出の一部として活かされ、観る者に臨場感を与える。また、特典映像としてのメイキング映像も含まれ、この作品に対するスタッフとキャストの情熱が垣間見えるだろう。

見どころと特典映像

豊かな演出と緊密な演技の背後には、2か月間にわたる稽古の過程も密着した特典映像が用意されている。このメイキングでは、安田さん自身も設営作業に参加しており、舞台俳優としてだけではなく、一人の仲間として作品作りに携わっている姿が見られる。また、通常は見ることのできない裏方の仕事や道具作りの過程も収められているので、ファンにとっては新鮮な発見となるだろう。

唐十郎作品の魅力

唐十郎の作品は、観る者に謎と余白を残すスタイルが特徴で、何度も観ることで新たな発見がある。その「わからない部分」が逆に観客の想像力を掻き立て、自分なりのストーリーを作る楽しさを味わわせてくれる。演出家である金守珍氏も、この作品を「誤読の勧め」としており、観るたびに異なる解釈が生まれることを歓迎している。

配信に向けて

配信版は、初見の方にも親しみやすい内容となるよう工夫が施されている。視聴者は自宅にいながらにして、安田章大さんのパフォーマンスとともに、特別なテント演劇を体験することができる。また、観客は各自なりの解釈を持つことで、作品をより深く味わえるのだ。観劇の機会がなかった方や再度じっくり楽しみたい方にも絶好のチャンスとなるだろう。

公演概要

本作の配信は、2025年12月20日（土）19:00から開始され、アーカイブ配信は2026年1月20日まで利用可能だ。視聴チケットは4500円（税込）で販売されており、配信プラットフォームはPIA LIVE STREAM。新宿梁山泊のテント公演の魅力を、自宅で是非体験してほしい。

この映像化を通じて、テント劇場のエネルギーを感じる新たな機会が生まれる。演劇を愛する方々は、必見の内容だと言えるだろう。