実験的短編映画『あした、授業参観いくから。』が配信開始！多様な親子模様が描かれる

映画『あした、授業参観いくから。』の魅力

待望されていた短編映画『あした、授業参観いくから。』が、2025年12月からAmazonプライム・ビデオでの配信が始まります。各種プラットフォームでも随時配信が予定されており、映画ファンの関心が高まっています。今年の夏、ショート映画配信サービスのSAMANSAで発表されるや、息子の授業参観に足を運んだ父親が教室でいじめっ子や無関心な教師に対して立ち向かう姿が称賛を集めました。視聴回数は716万回を超え、コメントも2200件を数えるほど話題に。これに注目したAmazonプライム・ビデオが配信を決定しました。

主演を務めるのは実力派女優の片岡礼子。彼女はこれまでに映画『ハッシュ!』で第45回ブルーリボン賞主演女優賞を受賞し、その演技力は多くのファンに支持されています。2025年も、映画『君の顔では泣けない』や『盤上の向日葵』に出演し、彼女の多彩な才能が輝いています。

本作『あした、授業参観いくから。』は、2021年に製作され、同年12月から全国のミニシアターで上映されるとすぐに注目を浴びました。全く同じセリフが繰り返される実験的な構成が話題となり、観客からは「短編なのに濃密」といった感想が続出。さらに、感動を呼ぶ内容にリピート観覧する親子連れも多く、観客の心を掴みました。2025年秋には第14回茅ヶ崎映画祭のオープニング作品として上映され、脚本・演技のワークショップも同時開催される予定です。

物語の主役、坂口則子は片岡礼子が演じる真面目な中学英語教師。彼女の周囲には、両親が共働きの優等生、明るく元気な女の子、裕福ながら怠惰な少年、家事を担う女の子、そして荒っぽい父親におびえる少年と、様々な家庭背景を持つ生徒が揃っています。授業参観の日、教室では親子の思いが交差していきます。

また、本作の監督・脚本を手掛けた安田真奈は、人間愛あふれる作品をこれまで数多く制作してきました。観客は、この実験的構成を通じて「親子」というテーマについて深く考えさせられることでしょう。授業参観という日常の一コマを舞台に、全く同じセリフでありながら、異なる家庭の温かさや悲しさが描かれるのです。

観客からは「自分の家庭を思い出した」「思わず涙が出た」といった反応が多く寄せられています。本作を観ることで、親子の関係について語り合いたくなることは間違いありません。リリースが待ち遠しいこの短編映画、ぜひ楽しんでください！