舞台作品『フォルモサ!』の全貌
Pカンパニーの好評シリーズ「罪と罰」が、いよいよ2025年3月に新作『フォルモサ!』を披露します。この舞台は、吉祥寺シアターにて3月13日から3月17日までの期間限定で上演される予定です。チケットは現在発売中で、購入はカンフェティから可能です。
ストーリーの背景
この物語の舞台は、明治後期にあたる日本の台湾。物語の主人公である人類学者の百木太郎は、彼の妻アイと共に台湾に渡ります。台湾の高地には、手つかずの自然と共に原住民たちの独自の文化が息づいています。百木は彼らの言葉を覚えながら、彼らの生活を記録し、夢のような日々を送ります。しかし、そんな彼の穏やかな日常は突然の変化に見舞われます。総督府が原住民に対して大規模な討伐を開始するのです。百木はその方針に強く反対し、親友であるタケトルを救おうと奔走しますが、事態は次第に深刻さを増していきます。
作者・石原燃の思い
この作品の背後には実在の人類学者・森丑之助がモデルになっています。森は日本ではあまり知られていない存在ですが、台湾の人々には深く愛されている人物です。この物語では、彼が台湾の原住民研究に与えた影響を描きつつ、同時に当時の植民地支配の実態やその影響についても問いかけています。
石原燃は「森という人物がなぜいまも多くの人に慕われ続けているのかを知りたい」と語ります。日本の植民地政策による近代化が、原住民たちの生活にどのような影響を及ぼしたのか、それを見つめ直すことが作品の課題となっています。
出演者とスタッフ
『フォルモサ!』では、優れた演出家として知られる小笠原響が演出を担当し、ドラマトゥルクにはエリ・リャオが参加します。二人はそれぞれの役割を通じて、物語の深みを引き出していくことでしょう。出演者には林次樹や須藤沙耶松田周、内海裕真など、実力派が集結しています。
また、音楽においてもエリ・リャオの独特なセンスが光ります。彼女は台湾の歌や日本の民謡を取り入れたパフォーマンスを行うことで、作品にさらなる色彩を加えていくでしょう。観客は彼女の歌声に心を打たれること間違いなしです。
公演日程とチケット
公演は3月13日から17日まで、吉祥寺シアターにて行われます。開演時間やチケット料金などの詳細は、カンフェティの公式ウェブサイトでご確認ください。一般チケットは6,000円、シニア割やU25割もあり、観劇のチャンスは広がっています。未就学児の入場はできませんのでご注意ください。
公演の各回にはアフタートークが設けられ、石原燃や小笠原響とエリ・リャオが観客と直接対話を行う予定となっています。これは、作品に対する理解を深める貴重な機会です。
まとめ
『フォルモサ!』は、日本の植民地政策とその影響をテーマにした深い物語です。観客は、演じられる原住民の文化や人間ドラマを通じて、過去の歴史を振り返る機会を得ることでしょう。この舞台を通じて、私たちがどのように過去と向き合うべきかを考えさせられることと思います。ぜひ、この機会をお見逃しなく!