交流型クライミングがつなぐ共生社会の未来
NPO法人モンキーマジックは、2025年に設立20周年を迎え、その記念として7月16日に記者発表会を開催します。この発表会では、20年間の活動を振り返りつつ、最新の調査研究結果について報告します。特に「交流型クライミング」が持つ、障害の有無にかかわらず誰もが楽しめる場の重要性に焦点を当てます。
記者発表会の概要
本発表会では、障害者と健常者が共に楽しめるクライミングイベントが、どのように参加者の多様性理解に寄与しているかという点を、具体的なデータを基にご紹介します。参加者には、交流型クライミングに関する調査結果が発表される予定で、その中では「クライミングの魅力」「居場所感」「障害の理解」などが取り上げられ、いかに共生社会正を促進する機会となっているのかが説明されます。
交流型クライミングの意義
「交流型クライミングイベント」は、日本全国で開催されており、障害がある方もない方も共に楽しむことができる形式です。本発表会の一環として発表される調査では、参加者がどういう意味を見出しているのかを明らかにすることを目的に、アンケート調査が行われました。このデータに基づく報告がなされることにより、参加者の経験がどのように多様性を受け入れることに寄与しているのかが説明されます。
具体的には、「互いの理解を深める場」としてのクライミング活動が、参加者の生活の質をどのように向上させ、相互理解を進めるものであるかが示されます。例えば、「居場所感」を感じることで、社会とのつながりが深まるといったことです。
発表される内容の詳細
発表では、小林幸一郎(代表理事)と伊藤相(東京外国語大学特任助教)が登壇し、以下の内容が紹介されます。
1. 最新の調査研究結果の報告
2. NPO法人モンキーマジックの20周年を迎えた実績と今後の展望
3. 企業とのコラボレーション事例
小林理事は、モンキーマジックを通じて障害者クライミング普及活動を行ってきた経験を踏まえ、クライミングが持つ社会的な意義を訴えます。
今後の展望
今後、モンキーマジックは、クライミングの場の提供に加え、安全で充実した体験の創出に力を入れ、国内外での連携を強化していく方針です。このような活動を通じて、私たちが目指すのは「成長できている自分の実感」を参加者全員に届けることです。
企業との協力
また、活動に賛同する企業によるサポートグッズ製作の事例も紹介される予定です。THE NORTH FACEやCHUMSなどのメーカーが協力し、売上の一部が障害者クライミング普及活動への支援につながっています。
取材のご案内
本発表会に関する取材を希望する方は、7月14日(月)までに参加登録用のGoogleフォームから申し込む必要があります。詳細については、モンキーマジックの公式サイトや参加登録ページを参考にしてください。
この機会に、交流型クライミングの持つ多様な価値と、共生社会実現の可能性について知見を広げてみてはいかがでしょうか。