埼玉STAGEでのスポGOMI大会、大盛況の中でクリーンmen Bチームが連覇
2025年8月10日、大宮公園にて開催された「日本財団スポGOMIワールドカップ2025 埼玉STAGE」では、計8チームから成る熱戦が繰り広げられました。優勝を手にしたのは社会人チームの「クリーンmen Bチーム」。彼らは、拾ったごみの総量が10.415kgと驚異的な成果を上げ、同大会での連覇を達成しました。この好成績により、彼らは全国大会へと進出します。
スポGOMIとは何か?
スポGOMIとは、「スポーツ」と「ごみ拾い」を組み合わせた、日本生まれの競技です。3人1組のチームが制限時間内に指定区域内のごみを拾い、その量や種類に応じてポイントを競います。この活動は、海洋ごみ削減へ向けての認識を深め、国際的な普及を目指しています。
大会の主催は一般財団法人日本財団スポGOMI連盟であり、海洋ごみの問題に対して、世代や国を問わず参加を促進しています。実際、2025年には33カ国の代表が集まり、さらなる国際大会が予定されています。
雨の中の熱戦、埼玉のごみ拾い
当初8月2日に予定されていた埼玉STAGEは、台風の影響で一週間延期されました。しかし当日、雨の中での競技にもかかわらず、全8チームは意気を見せ、参加者の努力が光る大会となりました。特に注目されたのは、優勝した「クリーンmen Bチーム」です。彼らのポイントは1593ポイントを稼ぎ、準優勝チームに対して1107.7ポイントの差をつけての勝利です。
参加チームの中には、家族連れの「KURA」や、大川学園高校から参加した「ポメラニアンず」もあり、和やかな雰囲気の中での大会が行われました。小さな子どもたちも参加し、大人も子どもも笑顔でごみ拾いに励む姿が印象的でした。
クリーンmen Bチームの努力と今後の目標
優勝後、クリーンmen Bチームの代表は、「雨が降っていても自分たちの経験が活きたと思います。前回の競技では不本意な結果でしたが、毎週ごみ拾いをし、練習に励みました。今回こそは良い成績を収めたいという気持ちが強かったです」とコメントしました。彼らの努力と成長は素晴らしく、次回の全国大会でもの活躍が期待されます。
地元埼玉の環境意識の促進
埼玉県は海から遠く、海洋ごみ問題に直結しないと思われがちですが、この地域でもごみ問題は深刻です。そんな中で開催された今回の大会は、埼玉県民に海洋ごみ問題の重要性を再認識させるきっかけとなることを目指しています。参加者たちは、ただ競技を楽しむだけでなく、環境問題について考える機会にもなったのです。
全体を通じて、スポGOMIという新しい形の地域参加型の活動が、環境課題への意識を高める助けとなることを願います。引き続き「クリーンmen Bチーム」の今後の活躍と、スポGOMI全体の発展に期待が寄せられます。