イタリアの小さな村“ピッツォコルノ”で紡がれる家族の物語

美しい風景に息づく、ピッツォコルノの家族の物語

イタリアのロンバルディア州に位置する小さな村ピッツォコルノ。この村で、美しい自然と共存しながら暮らす姉妹の物語が、BS日テレの「小さな村の物語イタリア」特別編で紹介されます。２週にわたり放送されるこの特集では、若き姉妹が営む有機農園の魅力や、彼女たちが育んできた家族の絆が描かれています。

姉妹が営む農園「オラナミ」

最初の放送は、９月６日（土）夜６時から。姉妹のマリア（Maria）とラーラ（Lala）の物語となるこの回では、彼女たちが有機農業を実践する農園「オラナミ」が舞台です。彼女たちは、無農薬の草で飼育された牛と羊を愛情込めて育て、さらにラーラはその乳を使って様々なチーズを手作りしています。特にヤギのミルクを使った「カチョッタ」や、アイコニックな「タレッジョ」といったチーズは、村内外の老若男女から愛されています。

姉マリアは、牛たちに名前を付けることを楽しんでおり、一頭一頭に対する愛情が感じられます。彼女はまた、毎日のルーチンの中での感情の波を巧みに操り、視聴者にその魅力を伝えます。犬も猫も、さらには新生児の仔牛にも親しみを持っている彼女の姿が印象的です。

家族の味を感じるレストラン

さらに、次の週、９月１３日（土）夜６時には、母カルメーラが手掛ける農家レストランの様子が放送されます。ここでは、オラナミで収穫された新鮮な野菜や、ラーラが作ったチーズを使った料理が提供されます。カルメーラは子どもの頃から厨房に立っており、シンプルながらも素材の味を引き立てる料理が特徴です。この日、お店はイタリアの開放記念日という特別な日を祝うため、満席の予約で賑わっています。提供されるメニューは、牛とヤギのミルクを使ったトーマチーズ、サラミ、そしてラグーのラザニアや有機リコッタのラヴィオリなど、どれも家庭の味に溢れています。村人たちは晴れ渡る青空の下、楽しいランチタイムを楽しんでいます。

姉妹の決断と新たな未来

オラナミの創始者である父マウリツィオは、若かりし頃はミラノで科学者として働いていましたが、自然を大切にしたいという思いから家業に戻りました。彼が推進した有機農業の理念は、姉妹にも深く影響を与えています。

しかし、7年前には一家に突如として訪れた危機が。姉妹はそれぞれの夢を持ちながらも、家族を守るための重要な決断を迫られます。その経緯と彼女たちがどのように新たな物語を紡いでいくのか、２週にわたって追いかけていきます。

放送はBS日テレで、毎週土曜日の夜6時から。イタリアの美しい風景と人々の温かさが詰まったストーリーをぜひお見逃しなく。公式サイトでの詳細もチェックしてみてください。公式サイトはこちら

これからの放送で、ピッツォコルノの美しさと、姉妹が織りなす感動的な物語をお楽しみに！