被災地の現状を音楽で支えるドキュメンタリー『GAPPA ROCKS ISHIKAWA』配信決定

被災地の今を音楽で伝える『GAPPA ROCKS ISHIKAWA』

フジテレビが製作するドキュメンタリー『GAPPA ROCKS ISHIKAWA- 被災地の「現在」と音楽がつむぐ支援の輪 -』が、FODにて配信されることが決定しました。配信は８月６日（水）12時30分から始まり、また特別編集版が地上波でも放送される予定です。これにより、全国的にこのドキュメンタリーの内容が広がることになります。

この作品は、令和6年に発生した能登半島地震による影響を受けた石川県の現状を伝えるものです。被災から1年半が経過した今もなお、復旧作業が続いている地域が多くあります。地元住民とボランティアの力で復興活動は進められていますが、道のりは依然として長いものです。そんな中、「地元・金沢から能登を後押ししたい」という気持ちから企画されたのが「GAPPA ROCKS ISHIKAWA」で、様々なアーティストがその趣旨に賛同し、金沢で盛り上がりを見せました。

「GAPPA ROCKS ISHIKAWA」は、音楽を通じて支援の輪を広げるためのイベントとして、多くのアーティストが集結しています。彼らはライブで観客にメッセージを伝えるだけでなく、何度も能登へ足を運びボランティア活動に参加しています。さらには、フェスの参加者もアフターボランティアとして現地を支援するなど、地域との結びつきを深めています。

イベント開催にあたり、アーティストや支援者たちの協力を得ることで、より多くの人々に被災地の状況を伝えようとしています。イベントで得られた収益は、経費を除いて能登で活動するボランティア団体に寄付され、持続可能な支援が期待されています。

地域の力を花開かせるために

『GAPPA ROCKS ISHIKAWA』では、金沢市を中心に、北陸や全国から来場者を迎え、さらなる復興へのメッセージを発信しています。会場となる「石川県産業展示館」では、災害直後から避難者の受け入れや支援物資の提供が行われており、被災者や支援者が一堂に会することができる貴重な場となっています。会場での交流を通じて、地域の連携がより強められています。

アーティストのコメント

出演者のひとり、Tokyo Tanakaさん（MAN WITH A MISSION）は、「能登半島が支援を必要としている現状を伝えたくてイベントを開催しました。このドキュメントが少しでも多くの方に能登の現状を知ってもらい、行動を促すきっかけになれば幸いです」と語りました。

今後も、多くの人がそれぞれにできる範囲で被災地に寄り添い、支援の意識を高めることが求められています。