未来を拓く対話の場『次世代会議』の誕生
日本パラ・パワーリフティング連盟(JPPF)は、選手の活躍を通じて社会に感動と勇気を届けることを目指しています。4月に発表された『次世代会議』は、選手と連盟スタッフがより密接にコミュニケーションを行う場として立ち上げられました。今年度の目標の一環として、選手全員が意見を交わし、小さなアイデアが大きな品質向上に繋がることを期待しています。
この取り組みは、選手の意見が必要であるとの声に応えたことから始まりました。成毛美和選手は、「意見箱があったら面白い」と提案。その声がきっかけとなり、最初の会議が設けられました。
第1回『次世代会議』の概要
4月28日にオンラインで実施された第1回会議では、選手、コーチ、スタッフを含む12名が参加。「合宿をもっと面白くするには?」というテーマで意見交換しました。参加者たちは、自らの考えを率直に語り合い、より良いJPPFの未来に繋がるようなアイデアを生み出しました。
もし今後、選手とスタッフ間の活発なコミュニケーションが促進されれば、競技力の向上に寄与することが期待されます。このような試みを行うことで、選手が自身の意見を持ち寄りながら、さらなる成長を遂げることができるのです。
選手自身が提案する新しいアイデア
会議で提出されたアイデアは様々です。たとえば、中村光選手が提案した「選手の思いをもっと伝えたい」というアイデアは、具体的な形として6月28・29日に行われる京都大会で実現される予定です。また、戸田雄也選手による「番付」案も、全日本のリザルトを元に新たな魅力を引き出す試みです。これらの提案は、選手たちの想いから生まれたものであり、今後の展開が非常に楽しみです。
SNSでの選手たちの活躍
4月には、多くの選手がSNSを通じて個別インタビューに応じたり、フォロワーからの質問に答えたりしました。この取り組みの結果、Instagramフォロワー数が1039から1051に増加し、選手たちの魅力が広まりました。
特に話題を呼んだのは日野雄貴選手による「不眠の日」に関する投稿で、トレーニング中の睡眠に関する面白い話や情報が共有され、多くの反響がありました。
未来の展望
今年度は、月に一度の『次世代会議』を継続して実施していく予定です。選手自身が発案したアイデアを基に、より多くの制度やイベントが実現されることを期待しています。また、合宿などでの撮影や取材も可能となり、選手たちのさらなるヒューマンストーリーが見つかる場も増えるでしょう。
対話を通じたコミュニケーションの重要性が再認識される中、JPPFは選手たちの活躍をサポートし続けます。選手たちの成長とともに、パラパワーリフティングの未来を共につくり上げていくことが、私たちの目指す姿です。