VR映画耳に棲むもの
2025-11-20 11:26:30

注目のVR映画『耳に棲むもの』テアトル新宿での上映決定!

VR映画『耳に棲むもの』がテアトル新宿で上映



新たな映画体験を提供するVR映画『耳に棲むもの』が、12月5日からテアトル新宿で上映される。これは、小説家の小川洋子とアニメーション作家の山村浩二がタッグを組み、オリジナル原作を基にした画期的なVR作品だ。上映会は特別な特集プログラム「山村浩二大全 アはアニメーションのア」の一環として行われ、彼のデビューからの63作品が集められる。

VRとは何か?



VR上映は、観客が専用のヘッドセットを装着し、360度の映像世界に身を置いてストーリーを体験する形式。この技術が進化したことで、観客は登場人物の一員となり、物語の中で自分自身の視点や動きで進行をコントロールできる。これは、観客に新たな感覚を提供し、従来の映像体験と比べても異次元の没入感を生む。

映画祭での高評価



『耳に棲むもの』は、2023年のオタワ国際アニメーション映画祭でVR部門の大賞を受賞したことからも、その質の高さが伺える。山村監督の言葉によれば、「観客が物語の中心に入り込む感覚こそ、VRならではの魅力」とのこと。そんな新しい体験を提供する本作について、彼はさらにいくつかのインタラクティブな要素を加えており、その結果、作品全体に広がりと臨場感が生まれている。これに対し、原作の小川洋子も興味深いコメントを寄せており、「自分の鼓膜の奥にある、もう一つの世界をさ迷ってみませんか」と観客に問いかける。

上映情報



『耳に棲むもの』の上映は事前予約制となっており、料金は大人1,000円、中高生700円、小学生500円と手頃。特別な料金体系を設けているため、誰でも気軽に体験できるのも魅力だ。上映対象年齢は13歳以上なので注意が必要だが、幅広い世代が参加することができそうだ。

特にチケットを予約したい方は、事前に映画館に問い合わせることをお勧めする。また、特集プログラム「山村浩二大全 アはアニメーションのア」に関しては、映画秘宝の1月号にもインタビューが掲載される予定なので併せてチェックしておきたい。これは、映画の魅力をさらに深く知る良い機会になるはずだ。

『耳に棲むもの』のあらすじ



物語は、孤独な少年が主役で、彼の耳には特別な音楽隊と小さなエビたちが宿っている。彼の人生で拾った物たちが、彼に孤独な声を送り、その声たちと共に彼は成長する。しかし、成人した彼は補聴器を売るセールスマンとなり、昔の思い出を忘れていく。そんなある日、彼はTVのニュースで日系人強制収容所で見つかった手製の小鳥のブローチを見つけ、再び孤独な声たちを拾い集める旅に出る。果たして、彼が再び出会うことになるのは何か?

制作陣について



本作は、アニメーション業界でも高い評価を受けた二人の巨匠による作品である。山村浩二監督は、アカデミー賞ノミネート歴を持ち、数多くの国際的な賞を受賞している。小川洋子は、紫綬褒章を受賞した実力派の作家で、独自の世界観を表現している。二人が手を組んだことで、生まれた作品は、今までにない形のアートとして、観る者に強い印象を与えることが予想される。

将来的には、SteamやVIVEPORTでも視聴可能になる予定だが、まずは劇場での体験をお勧めしたい。没入型の映画体験で新たな感動を得るチャンスをお見逃しなく!


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