期待の新作『コリット①機械じかけの心臓』
2025年7月31日に発売を控えた新作『コリット①機械じかけの心臓』。この物語には、著者であるTERUKO氏からの新たなメッセージが寄せられました。彼女がこの作品を書くきっかけとなったのは、物語の最後のシーンでした。その鮮明な断片を思い出し、物語を形にするための筆が進められていきました。実に18年の歳月をかけ、彼女自身が読みたい物語を創り上げたそうですながらも、製作に対する情熱と覚悟が感じられます。
音楽と物語の融合
『コリット』では、音楽が物語の重要な要素として扱われています。その中で、著者は物語が進むにつれてまるで楽曲が鳴り響くかのように感じると言っています。感情の交差を描写しながら、人とコリットの深い絆を強調するこの物語は、均衡を保ちながらも全体として大きく成長していきます。読者は、ひとつの曲として最後のシーンを迎えることになるかもしれません。
ピアニスト奥田弦氏の楽曲
さらに、物語に色を添えるのは、ピアニスト・作曲家の奥田弦氏が制作したオリジナル楽曲です。公式YouTubeチャンネル「学研ミリオンず」で公開されている動画では、主要キャラクターたちが演奏するバイオリン、ピアノ、ギターの共演を確認することができます。各楽器の旋律が交わる様子は、まるでキャラクターたちがその場でセッションをしているようで、視覚と聴覚を通じて物語の魅力を楽しむことができるでしょう。
ストーリー概要
物語の舞台は、3000年後の未来。人類は「コリット」と呼ばれる人工生命体を育成するために金星にドームを築きました。主人公のイパは、家族と共に幸せに暮らしながら学校に通っていますが、教わる内容は「人間への服従」。その中で、イパは自分が「偽物」であることを疑問に思うようになります。「僕は何のために生まれたのか」。
普通は持たないこうした疑問を抱え、イパはある日、禁じられたファクトリーに足を踏み入れることになります。そしてそこで目にした光景は、彼の人生を大きく変えることになるのです。環境は選べないのに、どのように自分として生きるかが重要だというメッセージがシンプルに込められています。人とコリットが紡ぐ感動の物語が、本作で描かれています。
登場人物とその関係
また、登場人物たちの関係性も物語の別の魅力です。特にイパと友人たちのセッションシーンは、彼らの心情をよく表しており、動画をぜひ見て想像してもらいたいところです。視覚的にも楽しいシーンが多く、読者に強く印象に残ることでしょう。
商品情報
- - タイトル: コリット①機械じかけの心臓
- - 著者: TERUKO
- - イラスト: 六七質
- - 定価: 1,595円(税込)
- - 出版日: 2025年7月31日
- - サイズ: A5判 / 286ページ
今後も作品の魅力を掘り下げていきたいと思いますので、ぜひご期待ください!