北京国際映画祭で期待される日中韓の共同交流イベント
2025年4月21日から24日まで、特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)が主催し、北京国際映画祭と提携した日中韓アニメ・映画・テレビ業界の交流プログラムが開催されます。このイベントでは、アジア地域のクリエイターと企業が集まり、文化や技術の交流が深まる機会となります。
背景と目的
2023年末には日中両国の外務大臣による「第2回 日中ハイレベル人的文化交流対話」が行われ、文化施策に向けた共通の課題に取り組む意義が確認されました。両国のコンテンツを通じた双方向の交流を促進し、持続的かつ健全な友好関係を築いていくための絶好の機会です。
本プログラムでは、特に国際共同製作を通じてのビジネスチャンスを創出し、日中韓の映像産業の発展を支援することを目的としています。昨年北京市が推進している政策によって、国際共同製作が加速しており、参加者たちは現地の有力企業との接点を持つことで新たな一歩を踏み出すことが期待されます。
プログラムの詳細
参加者には、日中韓国際フォーラムに参加する機会が提供され、各国の政策紹介や企業紹介、ビジネスマッチングなどのプログラムが用意されています。具体的なスケジュールは以下の通りです:
北京に向けて出発し、現地宿泊ホテルにチェックイン。
日中韓共同製作フォーラムとビジネスマッチングを行い、昼食後は企業紹介や交流会を実施。
北京電影学院や中国映画集団、iQIYI Technologyを訪問し、午前と午後のプログラムが用意されています。
Tencentの北京本社とSina Weiboを訪ね、その後、帰国となります。
参加対象と応募条件
本プログラムの参加対象は、中国企業との協業を目指す映画・映像・アニメ制作会社です。定員は約10社程度で、参加費は無料です。現地の宿泊は提供されますが、渡航費などは自己負担となります。
申込方法と締切
興味のある方は、3月27日までに公式ウェブサイトを通じて申込を行ってください。申し込みが多数ある場合は選考が行われるため、早めの手続きが推奨されます。
北京アニメゲーム産業協会について
北京アニメゲーム産業協会は、国の認定を受けた団体で、アニメやゲーム産業の振興を目的とするプラットフォームを提供しています。彼らの活動には、中日・中韓・中米間の文化交流が含まれ、国際的な市場での競争力を高めることを目指しています。
このイベントは、日中韓の映像制作業界が相互に知見を深め、未来のコラボレーションに向けた一歩を踏み出すための素晴らしい機会です。参加希望者は早めに行動し、北京での貴重な経験を手に入れましょう。