山本透衣選手、10月度の月間ベストセーブ賞受賞の快挙
J3リーグの活躍が光るFC大阪のゴールキーパー、山本透衣選手が「明治安田Jリーグ 月間ベストセーブ賞」の10月度に選出されました。この名誉は、これまでのパフォーマンスに対する評価の証であり、山本選手自身にとっても夢のような瞬間です。彼は今シーズン、既に2月と3月、7月にも同賞を受賞しており、今回で3度目の快挙を成し遂げました。
優れたセーブの瞬間
驚異的なセーブが光ったのは、10月5日に行われたガイナーレ鳥取との試合。89分という試合終盤、山本選手は相手のインスイングによるクロスに対し、冷静に位置を調整しつつ、接近するヘディングシュートを左手一本で阻止しました。このプレイの具体的な評価について、各委員からも高い称賛が寄せられました。
- - 足立修委員長は、難しいシュートに対する高度なセーブテクニックを絶賛し、「今シーズンのパフォーマンスは素晴らしい」と述べました。
- - 本並健治委員は、至近距離からのシュートに対する集中力と反応を褒め、「世界が見せた一瞬に反応するのは簡単なことではない」と強調しました。
- - 近賀ゆかり特任委員に至っては、素早い反応と思い切った左手の出し方が印象的だと語ります。
- - 平畠啓史委員も、同点にされる可能性があった瞬間での反応力がチームに与えた影響を称賛しました。
山本選手の思い
山本選手は受賞に際して、「まさか3度も選ばれるなんて夢のようです」と喜びを語りつつ、セーブの場面を思い出しました。味方の選手に当たって軌道が変わったボールに対し、どのコースに飛ぶかを絞り込むことができず、不安な状況の中でも集中力を保ったとのことです。「リードを保つために何とか反応できた」と、自らの成長を実感しています。
ただし、彼は自らの成績にまだ満足していないようです。「何も成し遂げていない。必ず昇格を掴み、サポーターと喜び合える日まで気を抜かず、勝利のために取り組んでいきたい」と決意を新たにしています。
このように山本選手が受賞した月間ベストセーブ賞は、彼の努力とチームへの貢献を示すものであり、今後のさらなる活躍が期待されます。FC大阪が昇格を果たすためには彼の存在が不可欠であり、サポーターたちも期待を寄せています。今後の試合でもその卓越した能力を見せてくれることでしょう。