文士劇『風と共に去りぬ』、日本文藝家協会百周年を飾る舞台
2026年5月23日と24日の二日間、東京の紀伊國屋ホールで日本文藝家協会の創立百周年を記念した文士劇『風と共に去りぬ』が上演される。この特別な演目は、アメリカの小説家マーガレット・ミッチェルによる名作を原作としている。
文士劇とは、作家たちが自ら演じる演劇であり、文藝春秋が主催し、多くの著名作家が登場することで知られている。今回の『風と共に去りぬ』では、訳を鴻巣友季子、脚本が道又力、演出は五戸真理枝が手がけており、林真理子をはじめとする名だたる作家たちが出演する。
この舞台は、近年のアメリカにおける人権運動の影響を受けながら、作品の深層に迫る重要な試みとなる。鴻巣友季子は、自らの口上の中で「なぜ、いま『風と共に去りぬ』か」を説明し、この作品が単に南部社会を賛美するものではなく、逆にその批判的な側面を強調していることを示唆している。
特にこの小説は、北軍の侵攻を受ける南部を背景として、戦争の現実を直視した内容が展開される。自己中心的なヒロインが周囲とのつながりを理解し、成長していく様子や、女性同士の友情と絆が力強く描かれている。
公演に参加する作家たちからも期待と緊張の声が寄せられており、その中には思いがけないキャリアの転機として、この舞台に出ることの意味を語る者も多い。彼らは文士劇が持つ楽しさに身を委ね、舞台を作り上げる一員となることに心を躍らせている。
上演の際には、出演者たちの生の演技を目にすることができる貴重な機会であり、文学に対する新たな視点を提供する舞台として、多くの観客に感動を与えることだろう。
公演詳細
- - 公演名: 日本文藝家協会創立百周年記念文士劇『風と共に去りぬ』
- - 日程: 2026年5月23日(土) 13:00、17:30 / 24日(日) 13:00
- - 会場: 東京・紀伊國屋ホール
- - 原作: マーガレット・ミッチェル
- - 訳: 鴻巣友季子
- - 脚本: 道又力
- - 演出: 五戸真理枝
- - 出演者: 阿部公彦、井沢元彦、岩井志麻子、荻野アンナ、岳真也、川口則弘、河原啓子、佐伯順子、佐川光晴、笹公人、島田雅彦、辛酸なめ子、蝉谷めぐ実、谷口桂子、夏山かほる、林真理子、三田誠広、宮尾壽里子、村上政彦、村山由佳、山内マリコ、綿矢りさ(五十音順)
- - 入場料: 全席指定 8,000円(税込)
- - チケットのお問い合わせ: サンライズプロモーション 0570-00-3337(平日12:00~15:00)
- - 主催: 公益社団法人日本文藝家協会
- - 提携: 株式会社紀伊國屋書店
この舞台は、文藝家たちの熱い思いが込められた作品であり、彼らが描く『風と共に去りぬ』は単なる娯楽作品を超え、観客に深い思索を促すきっかけとなることだろう。その情熱がどのように表現されるのか、期待が高まる。