ファブリカHD、オートレックスの完全子会社化を発表
株式会社ファブリカホールディングス(以下、ファブリカHD)が、2025年5月30日にオートレックス株式会社の全株式を取得し、完全子会社化することを決議しました。この動きは、ファブリカHDのグループとしてのデジタル化推進を加速させる重要な一歩と位置づけられています。これにより、商用車市場、とりわけトラックの販売業務において新しい成長の領域が見込まれています。
背景と戦略的意義
ファブリカHDは、SMSソリューショングループおよびU-CARソリューショングループを中心に展開しています。企業のデジタル化を推進することで、競争力を高め、新たな事業機会を生み出すことに注力しています。特に、U-CARソリューショングループが蓄積してきた自動車販売業務支援の知見を活かし、商用車市場への本格的な進出を目指してきました。
オートレックスは、中古トラック販売や買取を専門にする情報プラットフォーム「トラックバンク」を運営しており、このプラットフォームは国内で最大級の情報を持っています。オートレックスの持つ豊富な専門知識とファブリカHDのデジタル技術が融合することで、両社間で大きなシナジーを生むと期待されています。
オートレックスの実績
オートレックスは全国各地で参加する約300社の販売事業者により形成されたネットワークを有しており、これは「トラックバンク」を通じて約12,000台の中古トラック情報を提供しています。この豊富なデータベースにより、流通力と情報網は業界内で他に類を見ない優位性を持っています。
さらに、オートレックスは「パーツバンク」や「重機ボックス」、さらには「ハコボーねっと」など商用車に関連する様々なサービスを展開しています。これにより、営業拠点の強化や既存事業との唱和を図り、顧客へのサービス向上も見込んでいます。
会社概要と今後の展望
ファブリカホールディングスは、東京都港区に本社を構え、設立からの長い歴史の中で多くの展開をしてきました。代表取締役社長の谷口政人氏は、今回の子会社化が新たな成長戦略の一環であると述べています。
オートレックスの知見とネットワークを活用し、販売網の拡充を図ることで、業界全体を活性化させることを目指します。今後は、両社の連携を強化し、商用車市場での存在感を一層高めていく方針です。
お問い合わせ
本件に関するお問い合わせは、ファブリカホールディングス広報室までご連絡ください。