『Love and Information』
2026-05-15 22:02:31

日本初上演の『Love and Information』が描く現代社会の断片

日本初上演!キャリル・チャーチルの『Love and Information』



2026年5月16日、KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオにて、イギリスの名劇作家、キャリル・チャーチルが2012年に発表した戯曲『Love and Information』が日本初の一般上演を迎えました。本作は、現代社会のテーマを短いシーンの連なりで描いた独特な作品で、演出は桐山知也が担当しています。

ゲネプロの様子



公開ゲネプロは2026年5月15日、KAAT神奈川芸術劇場にて行われました。シンプルな舞台装置が特徴的で、背後には糸が連なる幕と椅子が並び、観客に俳優の声だけが響き渡ります。兄弟、恋人、あるいは全く異なる関係性を持つキャラクターたちが、短い対話を通じて次々と現れる様子は、耳を澄ませて観る者を引き込む力があります。

本作は特定の物語性を持たないため、シーンごとにタイトルはあるものの、内容との一致が薄いことが特徴です。これにより、一見複雑に思えますが、実際の対話はシンプルでユーモラス。科学や宗教、記憶、孤独、テクノロジーといったテーマが絡み合い、最終的には「愛」と「情報」という大きなテーマへと収束していきます。この構造がリーディング公演という形と見事に調和しているのです。

キャストには、演劇常連の大野拓朗や大石継太に加え、フィギュアスケートのオリンピアン・高橋大輔が初挑戦として名を連ねています。彼らの声を通じて生み出されるさまざまな人物像や関係性が、リーディング公演ならではの楽しみをもたらしています。

俳優の意気込み



公演後の囲み取材では、キャストたちの熱い思いが語られました。大石継太は「良い緊張感の中、全員で一つになって上演できた」と語り、阿南敦子は意外にもリーディング公演での緊張感に驚いているとコメントしました。エリアンナは、本作の多様なキャラクターについて「謎解き」のようだと述べ、清水葉月は言葉の情報量に圧倒されたエピソードを共有しました。

若手俳優の田中亨は、演出家の桐山の自由なスタイルに感謝し、水江萌々子も意見を出し合いながらの稽古の楽しさを強調。大野拓朗は、メインチームとネクストチームの共同作業を振り返り、観客の感想を楽しみにしていると話しました。

そして、高橋大輔は演劇への挑戦が新鮮で、仲間との共同作業が楽しさを与えてくれたと語りました。

結びに



演出の桐山知也は、本作の挑戦が自己問答になっていると感じており、俳優たちの自由な表現を大事にしていると語ります。リーディング公演として独自の形を持ったこの作品が、未来には新たな上演スタイルを持って観客の前に立つ日を待ち望んでいます。

公演詳細


『Love and Information』は、作:キャリル・チャーチル、翻訳:髙田曜子、演出:桐山知也で、神奈川公演が2026年5月16日から24日、愛知公演が6月5日から7日まで予定されています。チケットは全席指定で、さまざまなカテゴリーが用意されており、詳細は公演特設サイトで確認が可能です。

この作品がどのように人々に受け止められるか、非常に楽しみです。


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