津堅島の電動カート
2025-02-07 08:30:23

津堅島初の公道仕様電動カート「CV-8」の納車と地域活性化の取り組み

沖縄県津堅島に電動カート「CV-8」初納車!



2025年の1月31日、沖縄県うるま市に本社を置く電動モビリティ製造企業、株式会社イメイドが、津堅島に公道仕様の電動カート「CV-8」を初めて納車しました。この試みは、離島ならではの交通の課題を解決し、地域の活性化に繋がることを目的としています。

津堅島と公共交通の現状



津堅島は、自家用車を利用しない限り、公共交通手段が存在していない特異な環境にあります。バスやタクシーがないため、住民や観光客の移動が非常に不便です。そして、島内にはガソリンスタンドもなく、燃料供給が難しい状況です。そこで、イメイドの「CV-8」という電動カートが、脱炭素社会への一歩を踏み出すための鍵を握ることとなります。

グリーンスローモビリティの導入



「CV-8」は、環境への配慮をしながら移動手段を提供するために開発された電動カートです。これはいわゆるグリーンスローモビリティとして位置付けられ、走行中にはゼロエミッションを実現します。

うるま市役所のコメントによると、「津堅島のフェリー乗船後の二次交通確保は現状の大きな課題であり、EVを利用した公共交通の導入が期待されます。」と述べています。まさに、地域住民や観光客の利便性向上だけでなく、島全体の環境改善に寄与する取り組みです。

津堅にんじんをイメージしたデザイン



「CV-8」のデザインには、津堅島特産の「津堅にんじん」を意識した色合いが施されています。これも地域の魅力を引き立てる一環です。デザインはうるま市役所が担当し、愛称は津堅中学校の生徒たちによる公募で決定されました。このように、地域の人々が参加することで、島への愛着や誇りが育まれています。

車両詳細



「CV-8」は、以下のような特徴を持つ車両です。
  • - 全長: 3,880mm
  • - 全幅: 1,400mm
  • - 全高: 1,980mm
  • - 車両重量: 750kg
  • - 乗車定員: 8人
  • - 搭載バッテリー: リチウムイオンバッテリー
  • - ナンバー登録: 小型自動車(グリーンスローモビリティ)

今後の展望



今後、イメイドはこの「CV-8」を地域の交通や観光交通にも活用し、その量産を進めていく予定です。これにより、津堅島の交通問題を解決し、さらなる観光客の誘致、地域のブランディングへの寄与が期待されています。

海に囲まれた美しい津堅島で、安全で快適な移動を提供する「CV-8」は、移動手段を急速に革新しつつ、島の自然を守る一翼を担う存在になることでしょう。今後の展開に目が離せません。


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