横浜エクセレンスが挑む新たなステージと地域貢献の取り組み

横浜エクセレンスが新たな挑戦を開始

横浜に拠点を置くプロバスケットボールクラブ、「横浜エクセレンス」が、このたびB2リーグへの昇格を成し遂げ、新たなシーズンに挑むこととなりました。その背後には、地域に根ざしたクラブとしての努力と、地域貢献への強い想いがありました。2009年に設立され、障害者就業支援を行っている株式会社スタートラインと提携することで、より多くの人々にスポーツの感動を届けるための新たな取り組みが進められています。

横浜エクセレンスの功績と目指す未来

2024-25シーズンのB3リーグにおいて、横浜エクセレンスは45勝7敗という素晴らしい成果を収めました。これにより、プレーオフ準決勝での逆転勝利を手にし、2025年5月にB2リーグ昇格を果たしました。この昇格は、単なる競技成績の向上にとどまらず、地域貢献プロジェクト「EX Community Project」にもつながっています。

横浜エクセレンスは「LIGHT UP FOR EXCELLENCE！」というスローガンの下で、地域に根ざした活動を通じて、スポーツの力で社会を元気にする取り組みを展開しています。この取り組みでは、地域内の様々な団体や人々と連携し、バスケットボールを通じた地域貢献を目指しています。

『スタートラインチケット』による障害者支援

特に注目したいのが、「スタートラインチケット」と呼ばれる取り組みです。このチケット制度は、横浜市在住、在学、在勤の方を対象に、障害者手帳を持つ方々にプロバスケットボールの試合を無料で観戦できる機会を提供します。これにより、障害を持つ方々にもスポーツ観戦を通じて感動を共有してもらうことを目指しています。観戦場所は横浜武道館や横浜BUNTAIで行われるホームゲーム全試合において、公平かつ安心して楽しめるスペースが提供されます。

新たな観戦の楽しさ

この施策は、横浜エクセレンスが掲げる「誰もが自分らしく生きる社会」の実現に向けた大きな一歩です。対象となる方は、身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方であれば、2階自由席や2階車椅子席に無料で招待されます。試合日程に関しては、チケットが完売しない限り、対象シーズン内であれば何度でも楽しむことができます。

未来に向けた展望

株式会社スタートラインは、障害者雇用支援の分野で新しい「場」を提供し、定着支援を通じて多様な人々の可能性を拡張しています。「自分をおもいやり、人をおもいやり、その先をおもいやる。」という理念のもと、横浜エクセレンスとの協力を通じて、より多くの障害者の方々がスポーツの楽しさを享受できることを願っています。

このように、横浜エクセレンスは競技成績だけではなく、地域貢献や障害者支援を同時に進めており、今後もスポーツを通じた感動をより多くの人々に届けることが期待されます。これからのシーズンも、横浜エクセレンスと共に多くの感動の瞬間を楽しみにしましょう。