横浜みなとみらいホールの特別コンサート
横浜みなとみらいホールで、1998年から続く「オルガン・1ドルコンサート」が、2025年3月19日に250回目を迎えます。これまで市民に親しまれてきたこのコンサートは、平日のお昼に気軽にクラシック音楽を楽しむ機会を提供しています。毎回100円または1ドルというリーズナブルな入場料で、ホールに設置された美しいパイプオルガン“ルーシー”の音色を楽しめるため、幅広い年齢層からの支持を得ているのです。
コンサートの歴史と特徴
「オルガン・1ドルコンサート」は、開館当初から続く人気イベントで、特に横浜地域の人々にとって特別な存在となっています。パイプオルガンはアメリカのC.B.フィスク社製で、全体で4,632本のパイプを誇るこの楽器は、優れた音質を持ち、「光」を意味するラテン語“Lux”に由来して「ルーシー」という愛称で親しまれています。
このシリーズでは、初代ホールオルガニストの三浦はつみ氏を皮切りに、さまざまなオルガニストが出演し、それぞれのスタイルで観客を魅了してきました。これまでの公演では、オルガンソロに加え、他の楽器やデュオとのコラボレーションも行われており、パイプオルガンの多様な表情が楽しめる貴重な機会となっています。
250回記念公演の特別プログラム
2025年3月の250回記念公演には、ホールオルガニストの近藤 岳氏が出演し、春をテーマにした華やかなプログラムが用意されています。具体的には、自身の作曲による《春うらら ~日本の春の歌による~》や、T. デュボワの《トッカータ ト長調》など、明るく響く音楽が届けられることが決まっています。演奏時間は、通常の12:20に加えて、特別に19:00からの夜公演も設けられているため、仕事帰りのお客様も楽しむことができます。
コンサートの詳細
コンサートの詳細は以下の通りです。
- - タイトル: 第250回記念オルガン・1ドルコンサート「春は喜びとともに」
- - 日程: 2025年3月19日(水)
- - 会場: 横浜みなとみらいホール 大ホール
- - 出演者: 近藤 岳(パイプオルガン)
- - プログラム:
- S. カーク=エラート:凱旋行進曲《いざ諸人よ、神に感謝せよ》Op.65-59
- 近藤 岳:春うらら ~日本の春の歌による~
- J. アラン:クレマン・ジャヌカンの主題による変奏曲
- T. デュボワ:トッカータ ト長調
- - 料金: 1USドルまたは100円(各回同一プログラム)
- - 問合せ先: 横浜みなとみらいホールチケットセンター(045-682-2000)
この特別なコンサートの機会に、ぜひ多くの方々のご来場をお待ちしています。音楽の持つ力を再発見し、心に残るひと時を大切に過ごしましょう。