パラ・パワーリフティングが企業課題解決へ導く新たなアプローチとは

日本パラ・パワーリフティング連盟（JPPF）が8月の活動を発表しました。今回は、パラスポーツの魅力が企業課題のソリューションになる可能性についてお話しします。

企業課題解決への道

8月27日に開催された「TEAM BEYOND CONFERENCE」では、パラ・パワーリフティングが企業や社会に与える価値を再考しました。その中で、企業様がどう活用できるのかを明確に示しました。

活用方法3つのポイント

1. 体験会
パラ・パワーリフティングの競技特性を活かし、観客からの応援が選手に集中することを利用した体験プログラムが用意されています。この体験を通じて、社員同士のチームビルディングやモチベーション向上が期待できます。

2. 選手講演会
選手の挑戦や経験から学ぶことができる講演は、社員教育や人材育成に強い影響を与えます。特に選手が直面する困難を乗り越えたストーリーは、参加者にとって貴重な教訓となるでしょう。

3. 共創パートナーシップ
企業のマーケティングやCSR活動と連携することにより、パラ・パワーリフティングを通じた効果を数値化し、具体的な成果を検証します。これは、企業の社会的責任や活動の価値を高める手段となります。

パラ・パワーリフティングを選ぶメリット

パラ・パワーリフティングを活用することのメリットを3つ挙げてみましょう。

1. 結果を出す社員の育成
脳科学の研究から、自他への応援が自らのパフォーマンスにも好影響を与えることが明らかになっています。つまり、パラ・パワーリフティングで培った応援文化は、結果として社員の成果を向上させる要因となり得るのです。

2. モチベーション向上と幸福度の増進
「感謝」を言葉にすることで幸福ホルモンの分泌が促進され、社員の幸福度が高まります。このような文化が組織内に根付くことで、「ありがとう」が溢れる職場環境が実現され、全体の士気が向上します。

3. チームエンゲージメントの強化
競技の特性を活かした体験会では、社員同士の信頼関係が深まり、より一体感のあるチームを育成できるでしょう。

次世代会議の重要性

さらに、「次世代会議」では選手とスタッフが共に未来を語り合い、感謝の力を再認識する機会が設けられています。これは、組織の未来を築くためにあらゆる立場からの意見を尊重する重要な場です。ここでは、選手の田中翔悟選手が述べた「感謝」が人生や挑戦に与える影響についても学びました。他者からの応援や感謝の言葉が、自らの行動にどれほどの影響を及ぼすかを実感することができる貴重な時間となります。