新たな波が渋谷に！東京山九フェニックスのT1ラグビー

東京山九フェニックスが挑む新ルール『T1ラグビー』

渋谷を拠点に活動する女子ラグビーチーム、東京山九フェニックスが新たに導入した「T1ラグビー」が、注目を集めています。この新しいラグビーのルールは、渋谷・宮下パークで14名限定で初開催されました。毎月行われている「渋谷フェニックスタッチ」の一環として、今回新登場したT1ラグビーは、ラグビーの普及活動やファンとの交流を目的としています。

T1ラグビーとは何か？

T1ラグビーは、ラグビー本来の楽しさを残しつつ、タックルや激しいコンタクトプレーなしで楽しめる全く新しい形式のラグビーです。伝統的なラグビーの要素を取り入れたシンプルなルールは、子どもから大人まで誰でも簡単にプレーできるよう考慮されています。特に、スクラムやラインアウトといったラグビー特有のプレーが存在するため、より深い体験を提供することができます。

このルールは、世界中で普及が進められており、新しいプレーヤー層や若者をターゲットにしている点が特徴です。

開催初日の盛況ぶり

特筆すべきは、募集開始からわずか1日で定員に達したことです。渋谷という地で開催されたこのイベントには、ラグビー経験者から初心者まで、さまざまな人が参加しました。その結果、参加者同士が交流し、新しいラグビーを共に楽しむ場となりました。

実際に参加した皆さんの感想は、非常に好評でした。経験者の方々は、「ラグビー本来のルールに近いので、すぐに楽しめた」「タッチフットに近い感覚で、違和感なくプレーできた」といった声が寄せられました。未経験者からも「複雑なルールを覚える必要がなく、ラグビーに親しみやすかった」と好評を得ていました。

誰でも楽しめるT1ラグビーの魅力

T1ラグビーの最大の魅力は、レベルや身体能力の差があっても楽しめることです。ゲームのテンポや構造により、誰もが同じ空間で共に楽しむことができるのです。スクラムやラインアウトの存在によって、試合にメリハリが生まれ、連続したプレーに疲れすぎることもなく、全員が楽しい時間を過ごせます。

競技者やコーチ視点から見ても、ルールの自由度が高く、参加者に応じたカスタマイズが可能でした。ディフェンス時に「ポイントに3人集まる」ルールを厳格にすれば、テンポ良く進行し、初心者向けには緩めに運用することもできます。これにより、全員がラグビーの醍醐味を体験することができます。

東京山九フェニックスの理念

東京山九フェニックスは、トップレベルの競技活動のみならず、ラグビーが持つ価値を社会に広めることにも努めています。2021年11月に始まった「フェニックスタッチ」は、世代や性別を超えたラグビー体験の環境を目指しています。渋谷からスポーツと地域が共に成長する未来を描き、次世代へラグビーの魅力を伝えていくことが彼らの使命です。