映画「桐島です」がDVD化!
2025年12月17日、映画「桐島です」の待望のDVDが発売されます。この作品は、桐島聡という一人の男の波瀾に満ちた人生を描いたもので、1970年代の連続企業爆破事件に関与した指名手配犯の半世紀にわたる逃亡生活を掘り下げています。
桐島聡の謎と彼を追う人々
2024年1月26日、日本中を驚かせるニュースが舞い込みました。「桐島聡発見」との見出しが蹂躙し、彼が70歳で末期がんを患っていると報じられたのです。桐島は数十年前から別の名前で生活しており、彼は「最期は本名で迎えたい」と語っていました。苦悩の中、逃げ続けた男の姿は、多くの人々にとって衝撃の実話となります。
映画監督の高橋伴明が描く怒り
この驚愕のニュースに心を揺さぶられた映画監督、高橋伴明が即座に映画化に着手しました。脚本を担当したのは、近年自伝を発表し、その内容が注目を集めた梶原阿貴です。彼女は過去に“爆弾犯の娘”として知られ、実際に逃亡生活を経験しています。彼女のリアルな視点が、この作品に濃厚なリアリティをもたらしています。
キャスティングの魅力
主演には毎熊克哉が桐島聡役として起用され、1970年代から70歳での死までを見事に演じ分けました。共演には、同じく奥野瑛太が反権力闘争を続けるキャラクターで出演し、彼の幅広い演技力が本作を引き立てています。さらに、北香那が演じるミュージシャンのキーナの役柄には、彼女の新たな演技の幅が存分に活かされています。特に名曲「時代おくれ」をカバーするシーンは、一聴の価値があります。
撮影の舞台裏
本作は昭和、平成、令和の3つの時代を通して描かれ、東京や神奈川など多数のロケ地で撮影が行われました。これらの多岐にわたるロケ地は、物語にさらなる深みとリアリティを与えています。特に、神奈川県横浜市や千葉県の市川市など、実際に存在する場所が描写されることで、観客は桐島の人生に没入することができるのです。
DVD商品情報と特典
DVDは税込みで4,400円で購入可能。映像特典として、初日の舞台挨拶映像や予告編が収録されており、さらに封入特典として劇場用パンフレットのミニチュア版も付いてきます。ファンにはたまらない一品となりそうです。
この映画は、桐島聡という一人の男の苦悩と感情を切り取った作品であり、観る者に深い印象を残すことでしょう。歴史的な事件と人間ドラマが交錯する「桐島です」を、ぜひその目で確かめてみてください。
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