TPTシャフト登場
2025-06-10 12:09:44

L.A.B. Golfが日本初上陸するTPTシャフトの全貌

洗練されたカーボンテクノロジーがもたらす新たな風



最近、ゴルフ業界に新たな風を吹き込む発表がありました。L.A.B. Golf日本法人である株式会社アジルパートナーズが、スイスのTPT Golf社の日本総代理店として、2025年からシャフトの本格展開を行うことになりました。TPT Golf社は、独自の薄層技術を駆使したシャフトで、これまでの製法とは一線を画す製品群を提供する準備を進めています。

TPT Golf社の技術背景



TPTの技術の源流は、初めてカーボンセールを製造するために開発されたNTPT社の「Thin Ply Technology」(薄層技術)にあります。この技術は、2004年にアメリカズカップを支えるために設立されたNTPT社に起因しています。

NTPTは、軽量で耐久性に優れたカーボン素材を開発。その結果、スキー、F1、さらには高級腕時計など幅広い業界で採用されています。この薄層カーボン素材を用いてゴルフシャフトを製造するためにTPT Golf社が設立され、業界の常識を覆す製造プロセスが誕生しました。

従来の製法との違い



従来のゴルフシャフト制作は、ロール・ラッピング製法が主流です。この方法では、熟練の職人がカーボンシートを手作業で巻き付けていますが、個体差やねじれが生じるのが常です。この点が、選手のパフォーマンスに悪影響を及ぼすことが多々あります。

一方、TPT Golf社のシャフトは、ワン・ストップ製法と呼ばれる完全自動化されたプロセスで製造されます。これにより、カーボンシートが均一な方向で巻かれ、スパイン(段差)の発生を抑えることに成功。結果的に、意図しないトルクや挙動が排除され、ゴルファーにとってより安定したインパクトが実現します。

より高いパフォーマンスへ



TPTシャフトを使用する最大の利点は、安定性と飛距離の向上です。特に、インパクトの打点が安定することで、自信を持って振ることができ、ヘッドスピードの向上につながります。この結果、平均飛距離が伸びることが期待されています。

さらに、これまで硬いシャフトを好んでいたヘッドスピードの速いゴルファーにとっては、軟らかいシャフトを使えるという新しい選択肢も魅力的です。2022年の世界ドラコン大会で軟らかいティーピーティーシャフトを使用し、驚異の411ヤードを飛ばした選手もいます。このように、TPTシャフトは従来の常識を覆す革新をもたらしています。

製品ラインナップ



2025年6月以降に発売予定の製品ラインナップは以下の通りです:

  • - ドライバーシャフト(パワーモデル)
弾道:Hi(高い)、Lo(低い)
重量:Hi=45-76g、Lo=58-85g
価格:77,000円(税込)

  • - ドライバーシャフト(ニトロモデル)
弾道:Hi(高い)、Lo(低い)
重量:Hi=40-70g、Lo=55-79g
価格:121,000円(税込)

  • - フェアウェイウッドシャフト
弾道:Hi(高い)、Lo(低い)
重量:Hi=56-90g、Lo=67-93g
価格:66,000円(税込)

  • - ハイブリッドシャフト
弾道:Hi(高い)、Lo(低い)
重量:Hi=68.5-102g、Lo=78-102g
価格:55,000円(税込)

これからのゴルフ業界の変革を予感させるTPT Golf社のシャフト、皆さんもぜひ注目してください。


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