「ジョージア」185g缶が木下賞を受賞
日本コカ・コーラ株式会社と東洋製罐株式会社が共同開発した「ジョージア」185g用アルミ飲料缶が、このたび「第49回木下賞」の研究開発部門で栄誉ある賞を受賞しました。この受賞は、両社が長年にわたって取り組んできた飲料容器の軽量化が評価された結果です。
軽量化の技術
新しい「ジョージア」缶に使われているのは、東洋製罐が開発した「缶底耐圧強度向上技術 (CBR)」です。この技術によって、缶の底の強度を保ちながらも、資材の使用量を従来比で13%削減しました。具体的には、缶胴部の重量が7.0gから6.1gに軽量化されており、その結果、環境への負荷を軽減しています。
このような革新技術によって得られた軽量化は、環境保護とコスト削減を両立させ、今後の製品展開の基盤ともなります。
受賞歴について
実は、この「ジョージア」缶が受賞した木下賞は、包装技術における業績を称える権威ある賞です。過去には、「コカ・コーラ」500mlのPETボトルにおいても容器軽量化が評価され、「改善合理化部門」賞を受賞しており、2年連続での受賞となります。この評価は、コカ・コーラシステムと東洋製罐の強固なパートナーシップによるものです。
木下賞の目的
木下賞は公益社団法人日本包装技術協会が主催し、包装業界において顕著な業績を上げたものに贈られる賞です。この賞は、包装技術の研究・開発や改善、合理化において重要な貢献をした者にも授与されます。受賞者には賞状と副賞が渡され、包装技術の進展に寄与することが期待されています。
コカ・コーラのサステナビリティへの取り組み
今回の受賞は、コカ・コーラシステムが持続可能性を基盤にした製品開発に力を入れている結果でもあります。リサイクル可能な材料を使用した商品ラインナップの拡充、環境に優しい製造プロセスの導入など、企業としての責任を果たすべく努めています。
コカ・コーラシステムの公式サイトでは、環境への取り組みについて詳しい情報が公開されていますので、ぜひご覧ください。
まとめ
「ジョージア」185gの缶受賞は、ただの賞に留まらず、パートナーシップと技術の集大成とも言えます。これからも飲みやすさや品質を保ちながら環境に配慮した製品を提供し続ける「ジョージア」。今後の展開にも期待が高まります。