愛とヒューマニズムを乗せて！第3回全日本ライフセービング・IRB競技選手権大会

大会について

2025年5月18日、宮城県気仙沼市に位置する小田の浜海岸で、初めての開催となる「第3回全日本ライフセービング・IRB競技選手権大会」が行われます。この大会は、公益財団法人日本ライフセービング協会が主催し、観客は無料で応援できるイベントです。競技は午前9時に始まり、午後4時に表彰、16時30分には全て終了する予定です。また、前日の5月17日には公式練習と安全講習、開会式が行われ、競技に向けた準備も整えられます。

インフレータブル・レスキュー・ボート（IRB）について

今回の競技で使用されるIRBは、救助用のゴムボートであり、日本国内では約30年前から静岡県、神奈川県、茨城県の海水浴場で活用されてきました。IRBはその機動力や収容力の高さから、海水浴場の安全強化や災害時の救助活動においても重要な役割を果たしています。このボートの運用には、高度な知識と技術が必要とされ、そのためのスキルを各チームが競い合う場がこの大会です。

ライフセービングスポーツの理念

ライフセービング競技は、1908年にオーストラリアで生まれました。「溺れた者を救いたい」という願いが根底にあり、選手は「より速く」そして「より正確に」行動することが求められます。この競技は、勝敗を超えた「生命の尊厳」を重視し、選手はその技能を磨くことで人命救助の使命を果たします。加えて、ライフセービング競技は国際的にも普及が進んでおり、国際オリンピック委員会や国際スポーツ連盟組織によって認知されています。