詐欺防止の取り組み
2025-09-05 12:49:49

岡山で広がる詐欺被害防止活動。内海里音が知識を共有しオダギリジョーも参加

岡山で進行中の特殊詐欺防止活動



2025年8月28日、岡山県警察本部で開催された「特殊詐欺等被害防止緊急対策会議」。この会議には、STU48の内海里音特別防犯支援官と、俳優のオダギリジョー氏が参加し、特殊詐欺の現状と対策について共有しました。会議の目的は、地域の皆様に詐欺被害防止の意識を高めてもらうことです。

特別防犯支援官、内海里音氏の講演



会議の冒頭では、オリバー・フォン・ボアハイム号という警察犬が一日広報警察犬に任命され、その任命式が行われました。オリバーは、オダギリジョー氏が監督を務める映画「オリバーな犬、 (Gosh!!) このヤロウ」に出演する犬であり、その存在が岡山の地域社会における特殊詐欺防止に貢献することを期待されました。

続いて、内海里音氏が登壇し、特殊詐欺の最新の動向について詳しく解説しました。彼女は、「最近のオレオレ詐欺は、高齢者をターゲットにしたものにとどまらず、20代から50代にわたる幅広い年齢層が被害に遭っています」と警告しました。特に、偽警察官が警察官を装い、被害者に対して虚偽の説明を行う手口が報告されています。

内海支援官は、「犯人たちは被害者に対して『口座が犯罪に使われている』や『逮捕される可能性がある』といった恐怖を煽ることで、LINEなどのビデオ通話に誘導します」と説明し、通話中には偽の警察官が現れることも指摘しました。こうした詐欺の約7割が国際電話を利用しており、特に携帯電話への詐欺電話が増加していることが問題視されています。

国際電話の着信遮断を提案



内海支援官は、国際電話の着信を遮断することで詐欺被害を未然に防ぐことができると呼びかけました。「海外からの電話を受ける必要がない方は、国際電話の着信自体を禁止することが効果的です。簡単な手続きで申し込みが可能で、家庭内や地域でも広めることが重要です」と力説しました。この知識を地域で広め、皆さんの協力を求める姿勢が印象的でした。

オダギリジョー氏とのトークセッション



会議の最後を飾るのは、岡山出身のオダギリジョー氏とのトークセッションです。彼は、詐欺による被害の深刻さについて触れ、「多くの被害者が『自分は騙されない』と思い込んでいます。しかし、被害は金銭的なものだけでなく、家族の絆を崩壊させることもあります」と警鐘を鳴らしました。

さらに、岡山県警察の犬の活動や地域連携についても紹介し、警察だけでなく地域や民間団体との協力の重要性を強調しました。「地元岡山で詐欺の被害が一件でも減るように、皆で協力していきましょう」と力強いメッセージが発せられました。

このように岡山での特殊詐欺防止の取り組みは、内海里音特別防犯支援官とオダギリジョー氏の協力により、地域の理解と意識を高める一助となっています。今後もこうした活動が、地域の安全を守るために続けられることが期待されます。


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