東京女子管弦楽団 新たな挑戦
日本初の女性だけで構成されたプロオーケストラとして知られる東京女子管弦楽団(Tokyo Women’s Orchestra)は、この度新理事長に永井美奈子氏を迎えることを発表しました。新たな楽団のコンセプトとして掲げた「TWOは未来を『ひらく』」は、音楽の新たな可能性を模索し、多くの人々に届けることを目指しています。
永井美奈子理事長の挨拶
永井氏は、自身が音楽に直接関わってこなかった中で理事長の役割を果たすことに初めは戸惑いがあったものの、これまでの音楽愛好家としての経験から、TWOの活動を支えたいという思いを強く持つようになったと語ります。彼女は特に、クラシック音楽の分野において新しい風を吹き込み、伝統と革新のバランスを大事にすることが、TWOが担う重要な役割であると考えているのです。
新しいコンセプトの歩み
2025年度からTWOの活動は新コンセプトのもと、以下の3つの方向性で展開されます。
1.
演奏家をひらく
演奏家の新たな挑戦をサポートし、彼女たちの潜在能力を引き出します。
2.
管弦楽をひらく
固定観念に囚われず、新たな公演スタイルや音楽表現を探求します。
3.
聴き手をひらく
これまで届かなかった新しいリスナー層に向けて、さまざまな場所で演奏を行います。
このような挑戦を通じて、東京女子管弦楽団はますますの成長を目指します。
第6回定期公演のご案内
2025年5月15日には、紀尾井ホールで第6回定期公演が開催されます。この公演では、ベルリオーズの『幻想交響曲』をメインプログラムとして取り上げ、「鐘」の音が象徴的な場面に注目が集まります。また、フランスの作曲家による多彩な楽曲も取り入れたプログラムが予定されています。指揮を務めるのは阿部加奈子氏で、特別な音楽体験を提供します。
公演詳細は以下の通りです:
- - 日時: 2025年5月15日(木)18:00開場 / 19:00開演
- - 会場: 日本製鉄 紀尾井ホール
- - プログラム:
- オッフェンバック:『天国と地獄』序曲
- ラヴェル: ボレロ
- ベルリオーズ: 幻想交響曲 Op.14
今後の活動
TWOは、月次の室内楽コンサートや定期演奏会を継続して通じて、女性音楽家の活躍の場を広げていく方向で活動を進めます。2025年以降も、様々な公演が予定されており、詳細は公式ウェブサイトで随時更新される予定です。
東京女子管弦楽団への期待
東京女子管弦楽団は、2022年の設立以来、多くの公演を行ってきました。今後も日本社会に芸術音楽を広める役割を果たすと共に、さらなる成長を目指し活動を続けます。
【お問い合わせ】
一般社団法人東京女子管弦楽団事務局
TEL:03-6303-2366
E-mail:info@tokyowo.art
公式サイト:
https://tokyowo.art/