倉橋香衣選手の特別講演会
2024パリパラリンピックで金メダルを獲得した倉橋香衣選手が、文教大学越谷キャンパスで特別講演会を行いました。彼女は株式会社商船三井/AXEに所属するプロの車いすラグビー選手であり、学生たちに大きなインスピレーションを与える存在です。
この講演会は、人間科学部の特別講義として実施され、倉橋選手の体験や考えを深く掘り下げる形で進行。コーディネーターの二宮雅也教授とともに、倉橋選手は車いすラグビーとの出会い、代表チームでの活動、そして社会人としての生活との両立について、率直な思いを語りました。
倉橋選手は、どのような困難に直面しても前向きな姿勢を崩さず、笑顔で自らの経験を話す姿がとても印象的でした。彼女の言葉には、挑戦することの大切さや、逆境を乗り越える力が色濃く表れていました。
講演の後、参加した学生たちは個別に倉橋選手と交流。多くの学生がその経験から感銘を受けた様子が伺えました。以下は彼らの感想の一部です。
- - 「命を落とすかもしれない怪我をしても生きていることがラッキーだと思えて、生き方に深い感銘を受けました。」
- - 「体育系の部活に所属しているので、倉橋選手のパワフルな姿に元気をもらいました。」
- - 「女性プレイヤーとして男性に負けずに戦う姿勢が素晴らしいと思いました。」
- - 「車椅子ラグビーの独特なルールを知ることができ、興味が湧きました。」
- - 「スポーツ選手との両立について、企業の理解が重要だと学びました。」
- - 「パリの街での生活の厳しさを聞いて、もっと多様な人々が生きやすい社会を作りたいと思いました。」
倉橋選手の講演は、学生たちに自らの人生を見つめ直すきっかけを与えました。スポーツだけでなく、社会全体でのいろいろな課題に対する思考が促され、参加した皆が何かを得る素晴らしい機会となったのです。
文教大学人間科学部は、「人間愛」の建学の精神のもと、人間を多面的に理解し、専門性と実践力を備えた人材を育成することを目指しています。これからも、学生たちが多様な価値を学べる場を提供していくことでしょう。
文教大学の概要
今回の講演会が行われた文教大学の学長は中島滋氏で、「人間愛」を建学の精神としています。大学には越谷キャンパスをはじめ、湘南キャンパス、東京あだちキャンパスといった多様なキャンパスがあり、合計で8,405名の学生が在籍しています。学生たちは、これらのキャンパスを通じて専門知識と技術を磨き、未来へと羽ばたいていくのです。
学びを深める場としての文教大学は、今後も学生たちの成長をサポートし続けることでしょう。