木更津市立請西小学校がデジタル体力テストを導入
2020年度から、木更津市立請西小学校はPestalozzi Technology株式会社が提供する体力テストデジタル集計アプリ『ALPHA』を導入しました。この新しいシステムは、523人の児童に対して体力テストのデジタル化を実現し、業務効率を飛躍的に向上させています。
導入の背景
これまで体力テストのデータ管理は、紙やエクセルを用いたアナログ作業で行われていました。そこで、請西小学校の教職員は、教員の業務量削減と教育委員会への提出用データ作成の効率化を狙い、ALPHAの導入を決定しました。特に、指導現場においてアプリを活用することで、データの管理が容易になると感じたことが大きな決め手となったとのことです。体育部会でのプレゼンテーション後、保護者からも理解を得て予算を確保しました。
導入効果
実際にALPHAが導入された結果、1年生は教員がタブレットにデータを入力しましたが、2年生以上の児童は自分たちでタブレットを使用してデータを入力できるようになりました。教員はあらかじめ準備されたお手本動画を活用し、児童たちに指導しています。このお手本動画は利用者から非常に高い評価を得ており、使い方が簡単であることもあって、特に問題なく利用できていると報告されています。
1年生が自分で入力するまでには改善の余地があるものの、一般的にはスムーズにデータを管理できる環境が整っているようです。このような体力テストの体験は、今後さらなる進化が期待されています。
ALPHAの優れた特徴
ALPHAの最大の特徴は、体力テストのデータ入力にかかる時間を大幅に削減できることにあります。従来、紙に記入したデータを教員が手作業でエクセルに転記する手間を省くため、児童が直接自身の成績をデジタル端末に入力します。これにより、結果をリアルタイムで確認しつつ、運動動画も即座に参照できる環境が整いました。また、使用端末やブラウザの制約を受けずにどの端末からでもアクセス可能な点も大きな利点です。
導入を検討中の学校へのメッセージ
請西小学校のN先生は、「ALPHAには本当に助けられました。とても役立つアプリですので、まずは触ってみてほしい」とコメントしています。動画を使った指導もでき、教育現場での実践において具体的な効果が見える形となっているとのことです。
まとめ
デジタル集計アプリ『ALPHA』は、木更津市立請西小学校の体力テストの方式を劇的に変え、教員の負担を大幅に軽減しました。今後も、ALPHAのようなデジタル技術が教育の現場での効率化や改善に寄与することが期待されます。これからの体力テストは、アナログからデジタルへのシフトを進め、多くの学校でALPHAの導入が進むことを願っています。